「仕事で、自分でなくてもできることと、自分でなくてはできないことの、線はどこですか?」
一般社団法人を立ち上げる時に相談に乗ってもらった人に、いきなりそう聞かれました。
これが、自分ではなかなか分からないのです。
でも「この線引きができると1段階上の仕事ができる」
いまでは、そう実感しています。
仕事を積み重ねていくと、だんだんとできるコトが増えてくる。
以前はできなかったことも、どんどんできるようになってくる。
単純な仕事から、複雑な仕事へ
でもこれは、単純な仕事を愚直に続けた結果、
次の仕事ができるようになった訳なので、
できるようになった仕事全てをやっていると、
次のステップの仕事になかなか入らないことが多い。
でも「自分でなくてもできる仕事」が分かってくると、
それは人に任せるか、手放す。
常に「自分にしかできない仕事」を目の前に置いておくと、
それに集中して、愚直に続け、結果的に次の仕事ができるようになる。
「でも、自分でなくてもできるけど精度が落ちるんだよね」
そんな声も聞こえてきそうですが、それでいいと思うのです。
任せられて、すぐに100%こなせる人なんていない。
だから、60%くらいはできるよう仕組みにして任せる。
もしくは、60%くらいできるようになるまで付き添う。
それができないときは、潔く手放す。
特に50歳を過ぎてからは、
これができるかどうかが50代の仕事を大きく左右する。
自分のためにも、周りのためにも、それが一番
そう実感しています。
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