
「最近の流行はこれです」
「今のトレンドはこれですよ」
「みんな、こういうのを求めてます」
──よく聞く言葉ですよね。
僕自身も、マーケティングの世界に長くいるので、
時代の流れを読むことの大切さは、十分わかっているつもりです。
でも、それだけを追っていくと、
いつの間にか“人の顔”が見えなくなる。
これが、仕事=商売のズレの原因だと感じるのです。

◆時代の変化は、「人」の変化を通して見る
「時代がこうだから、こうしよう」
というのは、一見正しく見えます。
でも大切なのは、
“この人にとって”どんな変化が起きているのか?
たとえば──
物価高で財布の紐が固くなった、というニュース
→ 実際に「この人」は、何を減らして、何を続けているのか?
若者がブランドよりサステナブルを重視している
→ 目の前の若者は、「なぜそれを選んでいるのか?」
数字やニュースの背後にいる“顔のある誰か”を見る。
その人の中に、ヒントがあるのです。
◆「時代」より、「あの人」
僕がコト売りで大切にしてきた言葉のひとつに、
「一人の声が未来をつくる」というのがあります。
売れている店や選ばれている会社は、
「時代の変化にどう対応するか?」ではなく、
「あの人に、どう応えるか?」を丁寧に積み重ねているのです。
気がつけば、その積み重ねが「時代に合った店」になっていた。
ということなんです。
◆ズレてきたら、“誰を見ていたか”を確認しよう
「なんだか、反応が鈍い」
「思ったように売れない」
「お客様の動きが読めない」
そんな時ほど、立ち返るべきは──
『誰を見ていた?』という問い。
時代ではなく、流行ではなく、
“目の前の誰か”の気持ち、暮らし、変化を見ていたか?
そこに答えはあります。
【まとめ】
時代の流行だけを追うと、人の顔が見えなくなる
変化を見るときは、「この人にとってどう変わったか?」を考える
一人の声に応えることが、結果として“時代に合う”
商いがズレたときは、“誰を見ていたか”を振り返る
