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【“人に応える”仕事②】「たった一人の感情に応える」が、ファンを生む第一歩

2026/02/10更新:

 

たとえば、あなたのお店で──

「ここ、前から気になってたんです」
「この商品、SNSで見てて」
「実はちょっと、相談したいことがあって…」

そんなふうに言ってもらえた瞬間はありませんか?

その言葉は、相手が「心を開いてくれた証拠」です。

つまり、感情が動いたサインなのです。

ここで大事なのは、その“一人の気持ち”に、どこまで応えられるかということ。

 

◆売上の始まりは、感情のキャッチボールから

僕はこれまで1600社以上の現場を見てきましたが、

“売れている会社”ほど、共通してやっていることがあります。

それは──

「たった一人のお客様の気持ち」に、深く寄り添っていること。

「この前のお客様が、こんなこと言ってましたよ」
「昨日相談に来られた方が、実はこんなことで困っていて」
「今日来られた方は、“自分に似合うものが分からない”って言ってたんです」

そういった“感情のかけら”をスタッフ間で共有しているんです。

 

◆ファンは、「気持ちに応えてくれた人」につく

たとえば、古着屋さんでの一コマ。

お客様「派手な服はちょっと苦手で…」

スタッフ「分かります、僕もそうなんですよ。落ち着いた色でも、ちゃんと自分らしさが出せる服、一緒に探してみませんか?」

こうして一緒に探した結果、ピッタリの一着が見つかり、

「またこの人に選んでもらいたい」と感じたそうです。

ここには、売り込みも、特別な技術もありません。

ただ、“気持ちに応えた”だけ。

でも、この体験こそが「ファンの原点」なのです。

 

◆「感情」が届けば、また来たくなる

あるカフェの事例です。

雨の日に来店された年配のお客様が、

「今日は気圧が低くて、ちょっとしんどくて…」とポツリ。

スタッフは特に売り込むことなく、

「この紅茶、ハーブ入りでリラックスできるんですよ」とやさしく差し出しただけ。

その数日後、同じお客様がまた来てこう言ったそうです。

「この前は気持ちが軽くなったの。ありがとう。あの紅茶、またいただけますか?」

リピートは、満足ではなく“感情”に触れたかどうかで決まる。

この事例が、そう教えてくれますね。

 

◆「一人の気持ち」をスタッフで拾い合う

スタッフにこんな問いかけをしてみてください。

・今日、どんなお客様の気持ちに触れましたか?

・その方は、どんな言葉や表情をされていましたか?

・その気持ちに、どう応えましたか?

たった一人のことでも構いません。

その一人に深く応えられた時にこそ、商いが育ちはじめるのです。

 

【まとめ】

売上の始まりは「たった一人の気持ち」に応えることから

感情に寄り添った体験こそが“ファン”を生む

売り込みより、“気持ちのキャッチボール”

その人の声・表情・言葉に応えることが、仕事の原点になる

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