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値上げの限界

2025/01/24更新:

 

職業柄、移動する先で定点観測的に見る場所がいくつかあります。

その一つが、品川駅構内のエキュート。

この1年の大きな変化は「値上げ」

2023年はお弁当の平均が1,000円くらいだったのに対して、

ここ最近は1,500円を超えてきました。

パン屋さんをみても、クロワッサンサンドが700円

おにぎり屋さんも、おにぎり1つ350円

お弁当で1,000円を切っていた崎陽軒のシュウマイ弁当も値上げで1,000円オーバーに。

材料費などが上がっているので、値上げは当然のような流れで

見るたびに価格が上がっていった。

これって、どうなるんだろう?

消費者の反応は?

気になって観察していると・・・・変化に気付きます。

どんな変化かというと、

ある一定の値段を超えると、極端に買う人が減るということ。

 

例えば、おにぎり屋さんでいうと、220円のおにぎりが値上げされていく

220円 → 250円 → 280円 → 320円 → 350円

320円あたりから、店頭で購買するお客様が減り

350円になると、約半分くらいになっているように感じます。

で、おにぎり屋さんはどうするかというと、

商品のバリエーションを減らしていく(最盛期の3分の2程度)

そうなると、余計に魅力がなくなり売れなくなる。

まさに負のスパイラルです。

 

改めて”値上げ”は、しっかり考えないといけないなと感じるのです。

「原材料が上がっているから、値上げは仕方ない」

これは事実なのですが、これだけを押し通すとお客様が離れる。

だって、原材料の高騰はお客様には関係のないことですから。

 

だからこそ、値上げをしつつも+αの付加価値を提供する。

・誰に、どんなコトができるのか

・それが、どうしてできるのか

値上げにも、このコト売りの考えが大切だと感じます。

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