どの洋服屋さんを見ても、めっきりスタッフさんの数が少なくなった
見やすく、買いやすい売り場をつくり、基本的には接客はしない。
そんなお店が多くなってきました。
その背景には「接客をされたくない」という消費者心理があると思われるのですが、
本当にそうなのかな?なんてことを感じるのです。
それと同時に、もうひとつ感じるのは
見やすさ、買いやすさだったら「ネットでいいんじゃないの」ということ。
リアル店舗だからできることって何なんだろう?
そう考えてみると・・・
・洋服はサイズ感がわからないから、実際に試着しないと
・洋服の素材感は実際に触れてみないと分からない
なんてことが出てくると思うのですが、
それでも返品交換OKならば、わざわざ外出しなくても自宅でできるネットでOK
それ以上のことがないと、わざわざ店頭に行かない。
でも、何ができるの?
そんな状況の中で、クライアントさんと試行錯誤する中で見えてきたことがあります。
「お客様は接客してほしくないはウソ」だということ。
確かに、売り込まれるのは嫌です。
でも、相談には乗って欲しい。
売る側、買う側という関係は嫌だけど
相談する側、相談に乗る側という関係はOK!
お客様は「店頭に買いに来てるのではなく、相談しに来ている」
そう思って接すると、結果的に売れるのです。
仮に売れなくても、まちがいなく信用を得ることはできる
そして、その信用は先の売上につながっていく
これは頭で理解するよりも、やってみて実感することが大切です。
この”実感”があると変化が早い。
売るから、相談にのるへ
ポジションを変えてみることで、店頭でしかできないことがみえてくる。
そこが見えてくると、
あれもできる!これもできる!できることがいっぱい見えてくるから不思議です。
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