どんな時に価値が上がる?と思うと、
「欲しいか、欲しくないか」
欲しいと思うということは、価値があるということ
「買える、買えない」
買いたいのに、買えないと価値が上がります
ということは、
「欲しいけど、買えないと価値が上がる」ということ。
では、自社の商品やサービスは、
「欲しいと思われているか、欲しいと思われていないか」
これは、どの会社もしのぎを削ってほしいと思ってもらうために、
モノづくりから、伝え方まで考えておられると思うのです。
そうして、欲しいと思ってもらえるようになったら、、、
めっちゃ売る ^^
と、変えてしまうから「価値が高まらない」か「価値が下がる」ことが多い
だって欲しいと思ったものが買えないから、価値が上がるのですから。
価値を高めている会社は「売らない」を心掛けている。
正確に表現すると、“無理に売らない”ということ。
一度、具体的に想像してみてください。
例えば、すごい美味しいラーメンをつくったとしてください。
その価値を伝え、多くの人が食べてくれて、口コミが広がり、店には行列ができる。
そこで、すぐに店舗展開をすると、
行列はなくなり、すぐに食べれるようになる。
でも、すぐに店舗展開せずに、さらに味を追求する。
味だけでなく、お店の居心地や接客も含めて価値を高める。
どんどん行列ができる。
どんどん名前だけ知っていて、まだ食べていない人が増える。
その上で、1店舗ずつ展開すると、どうでしょうか?
もう一つ、別の角度で具体例を。
例えば、今までにないドアを開発したとしてください。
そのドアは単に開閉するだけでなく、室内空間をステキに変化させられるドア。
そのドアの価値を伝え、人が知り、人が使い、人が口コミしてくれる。
そうすると、そんなドアならと工務店が卸してほしいと言う。
100セット買うから、200セット買うから安くしてほしいとも。
そこで、どんどん売ってしまうと価格が下がり、価値が下がる。
でも、無理して売らずに、
価値を分かってもらえるように、その価値をうまく活用してもらえるように、
価値が伝わったところに安売りせずに売る。
使ってもらった人から情報を集め、さらに改良し、価値あるドアをつくる。
ドアだけじゃなく、独自のサービスや情報発信をしていく。
すると、また価値が上がる。
いかがでしょうか?
「無理して売らないこと」って、大切だと思いませんか?
“無理して売らない”
この期間をしっかりつくることで、価値を下げずにキープし、
更に価値を高めていくことができる。
独自化に向かっていく上で、これが大切だと実感しています。
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