ブランディングに対してのご相談が、ほんとうに多くなってきています。
ブランディングにも、外見のブランディングと、中身のブランディングがありますが、
ご要望が多いのは、中身のブランディングについて。
どうして、マーケティングコンサルタントの僕に?と思うのですが、
お話を聞くと“なるほど”と思ったりもするのです。
ここで、ひとつお聞きしたいのですが、
「マーケティングとブランディングの違いって何だと思いますか?」
僕も改めて調べてみたのですが、
例えば、
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ブランディングは消費者に企業の価値やイメージを持ってもらう行為
マーケティングは企業が消費者に対して企業の価値やイメージを知らせる行為
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マーケティングが「商品を売るためのトータル的な戦略」なのに対し、
ブランディングは商品あるいは企業に対する「消費者のイメージを高め差別化を図る戦略」
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このようにあります。
僕の理解するところで表現すると、起点が売り手か、買い手かの違いなのだと。
マーケティングが、売り手を起点に、売り手にどう売るか?どう価値を伝えるか?ということで
ブランディングは、買い手を起点に、売り手をどう認識しているか?どのような価値があるか?ということ
これを前提に、多くの企業と接してきて感じるのは、
マーケティングとブランディングは別々にアプローチしてきたケースが多いのではないかということ。
マーケティングはマーケティングとして実践し、
ブランディングはブランディングとして実践する。
ただ、こうして続けていくと、
マーケティング施策と、ブランディング施策が重ならず、離れていってしまうことが多い。
そのため、
マーケティングとブランディングをつなげている人
マーケッターでブランディングの実績がある人
そういった人を探していた時に、いきついたというお話でした。
僕の中では、こう考えています。
マーケティングとは、価値を伝えること
ブランディングとは、価値を高めること
まずは、いま現在の価値を言語化し伝えてみる。
伝わったことに対して、どうすればもっとできるかを考え動く。
そうすると、価値が高まってくると同時に、より伝わるようになってくる。
文章で書くと、禅問答のようになってしまいますが(汗)
伝わっているでしょうか?
カンタンに言うと、マーケティングとブランディングはつながっていて、
マーケティングからはじまり、ブランディングに向かうという感じです。
ということを考えると、お問い合わせいただいた経緯も“なるほど”と思えます ^^
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