マーケティングコンサルタント GAEA<ガイア>松野恵介
保険代理店、ガス代理店、メーカーの代理店など、
消費者につながっている代理店の方からの相談が本当に多いです。
もしかしたら、同じような課題を抱えているのではないか？
そんなことを思って、この記事を書いています。
ストレートに書きますね。
このような代理店の方からお聞きする課題は、この３つです。
・利益が減っていること
・メーカー（親会社）からの締付けが厳しくなっていること
・代理店は必要なくなるんではないかということ
かなり詳しくお話をお聞きすることも多く、
メチャクチャ厳しそうだなと思い、一緒にできることを考えさせてもらっています。
例えば、ガスの代理店をイメージしてください。
ガスはライフラインですから安定している商売です。
地域を決めて任されて代理店になります。
もちろん、いろいろなことはありますが比較的安定した商売になる。
安定した商売を提供しているのだから、親会社は強い立場になります。
●●を売れ！と言われれば従う必要があるし、
売上げが悪いと、チクチク言われる。
「仕方ないな」と思いつつ、そろそろ限界が来ているようです。
というのも、ご存じのように日本は2008年に人口がピークを迎え、
それ以降は年々減少している訳です。
人口が減るということは、ガスを使う人も減るということ。
ガスを使う人が減っている中で、
これまで以上に「ガスを売れ！」「機材を売れ！」と言われて、
同じように売れる訳がありません。
無理して売って、どんどん無理してがんばっても、
結果的に売上は下がり、さらに利益が下がる。
がんばっている社員にもボーナスも出せない。
どうしたらいいんだろう？？
そうしているうちに親会社は、代理店の合併を検討するとか、
代理店を外すことを考えたりとか、
自分たちの生き残りに必死なのです。
さて、そんな時あなたはならどんな行動に出ますか？
１：メーカー（親会社）に現状を伝え説得する
２：メーカー（親会社）に反旗を翻す
３：メーカー（親会社）の言うとおりに動く
さて、いかがでしょうか？
僕は、基本的には３がベースだと思っています。
説得は難しいし、反旗を翻しても、相手は圧倒的に強い立場です。
だったら、基本は言うとおりに動いていく。
そして、ここからが問題です。
ただ単に、言うとおりに動いていては、この先どんどんしんどくなります。
だからこそ、言うとおりに動きつつ、次を考えるのです。
ライフラインであるガスを通してお客様とつながり、
メーカー（親会社）には影響のない新しいサービスにつなげる。
これが本当に大切だと感じています。
代理店の一番の強みは、顧客と直接つながっていることです。
消費者との接点があるわけですから、
ガスだけを届けるのではなく、
暮らしの不便や不満をお聞きし、
ガス以外の「暮らしを守るためのサービス」を提供する。
そんな仕組みをつくるとどうでしょうか。
ガスもしっかり販売する。
販売すればするほど、お客様ができる。
お客様ができると、たくさんの情報を収集し、
その中から新たなサービスを提供する。
そして、そのサービスはメーカー（親会社）の影響のないことなのです。
どんな新しいサービスを提供するのか？
これは、地域やそこに住んでいる人によっても変わってきます。
人をみて、人を知り、
人が、人にできるコトを考えてカタチにする。
代理店は、代理店だからできることを見極め、
自分でコントロールできる商売に切り替えていくことが大切。
本当に、そう実感します。
もし代理店のかたで、同じような課題があるようでしたら一度ご相談くださいね。
お問い合わせは下記のメールで
事務局✉：info@gaea318.com
「代理店の未来の件で」とお問い合わせください。
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