「差別化に疲れた」
「差別化の競争のスパイラルから抜け出たい」
「差別化以外の方法はないのか」
こんなコトを思っておられる方や企業さんからご相談をいただきます。
そして、この様なご相談をいただく企業のほとんどが「モノ売り」をずっとしてきた方たちです。
でも、そのほとんどは
「差別化することしか知らなかった」
「差別化以外の方法を学んだことなかった」
と言われます。
この「差別化」って、ビジネスでは昔っからよく使います。
でも、僕は使わないし、目指したくない。
どうしてかというと、疲れるし、キリがないし、本質からズレているからです。
スゴク簡単にいってしまうと、
差別化といえば、競合他社と差異を付けることです。
その為に競合他社をチェックし、
あの商品を扱えば、同じような商品でちょっと違うものを扱う
キャンペーンをはじめれば、少しずらしてキャンペーをする
新しいサービスをはじめれば、真似て近いことをする
と、どうなるのか?
結局、競合他社に似てくる。
お客様から見たら、小さな差なんて分からない。
結局、価格競争になることが多い。
そして、この終わらない不毛なループが続いていって、どんどん疲弊するのです。
本質的に、商売って
「競合他社に差異を付けていくことなの?」
「競合他社と争いに勝つことなのか?」
と考えると不毛な気がしませんか?
だったら、一番大切にしたい人(お客様)を見て、
そのお客様にできるコトを積み上げていく。
そのお客様の感じている不安や不満、不便を取り除くにはどうすればいいか?
そのお客様の興味や関心のあるコトを、どうやって深めていけばいいのか?
そのお客様の、本当にしてほしいことは何なのか?
そんな、人(お客様)の中にあるコトに目を向けて、
できるコトを考え提供していく。
そうすると、結果的にお店や会社の価値が上がり、
独自の価値が生まれ、選ばれる存在になってくるのです。
独自化が進むと、
・売れる
・利益率が変わる
だけでなく、
・価格競争に巻き込まれなくなる
・お客様を奪い合わなくてよくなる
・お客様から頼りにされる
・選ばれる存在から、意味のある存在になる
・独自の市場が創り出せる
そして、仕事が楽しくなる。
モノ売りで差別化から、コト売りで独自化へ
目指す方向とやり方を変えていくと、本当に仕事が豊かで楽しいものになります。
これからの働き方にピッタリですね^^
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