「二律背反」というコトバをご存じでしょうか?
辞書で引くと、こうあります。
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どちらも妥当な命題同士が、互いに矛盾する状態にあること。
互いに矛盾する二つのものが存在すること。
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この様なことって、会社の中にありませんか?
二律背反って、いろいろなことでありますよね。
実は、最近この手の相談をお受けすることが多くなっているので、ここに書き留めておこうと思います。
社内に存在する二律背反はいくつかあるのですが、
一番大きなものが「あり方」と「やり方」
「社会性」と「収益性」と言ってもいいかもしません。
例えば社内で言うと、
「地域社会に貢献しよう!(あり方・社会性)」
と言いながら、
「儲けろ!利益がないと会社が続かない!!(やり方・収益性)」
こんなことは”当たり前”のようにあるでしょ(笑)
なんだったら、その矛盾こそが仕事だ!なんて思っているかもしれない。
でもね、おかしくありませんか?
社長が朝礼では「地域社会に貢献しよう」と言ってたのに、
部署内の会議では部長から「どうしても今月のノルマを達成しろ!」なんて言われたら、
どっちが会社として大切なの?と思っちゃいませんか?
「会社なんて、そんなもの」
「仕事としては、当たり前」
もしそう思っていたら、本当にそうなんでしょうか?
できるなら、この矛盾を解消したくないですか?
別の角度で、いろいろな会社を見てみましょう。
収益性優先の会社は、こう思っていたりします。
「まずは売り上げと利益だ!社会性なんてのは稼いでからで充分!」
そして社会性優先の会社は、
「こんなにいいことをしているのに、周りからの寄付金がないと会社が回らない」
という感じのところも多いのが現状です。
正直、どちらも楽しそうではないし、
矛盾の中で働いていると疲弊し、仕事がイヤになってくる可能性が高い。
ましてや、40代以上はこの二律背反を受け入れられても、
20代や10代の人はきっと受け入れることができません。
育ってきた環境が違うから。
でも、これから社会にでる若い人達が、
この二律背反を受け入れられないとどうなるのか?
「社会性」と「収益性」
この二律背反は本当に仕方のないことなのでしょうか?
実は、僕自身も大卒後サラリーマン時代に、
この社内にある二律背反に耐えきれず体を壊したことがあります。
「だって、こんな大きな矛盾って受け入れられないですよね?」
と、、、当時の僕の体が悲鳴を上げたのです。
なんとか復帰できましたが、
それ以降は「どうすれば、この二律背反することをつなげられるか」を
必死に考えてきたように思います。
だって、何度も体を壊すのはイヤですからね(苦笑)
・マーケティング
・心理学
・潜在意識
・イメージトレーニング
・才能學
などなど、いろいろなことを学び実践しながら、
たくさんのクライアントさんと関わらせてもらいながら、
いまは、こう実感しています。
この2つは二律背反ではなく”つなげることができる”
もっと言うと、つながらないと意味がないとさえ思っています。
だから仕方ないことではなく、これまでの当たり前を見直し、
”つなげていくこと”を考え行動することが大切になる。
そして、それができるのがコトマーケティングなのです。
コトマーケティングを通して、
社内の二律背反を取り除き、
豊かな仕事、持続する仕事につなげていきましょう!
若手の社員、これから社会に出る若い人たちのためにも。
そして何より、これまでこの二律背反にストレスを感じてきた自分自身のために。
「あり方」と「やり方」
「社会性」と「収益性」
をつなげていけるよう、会社の仕組みを見直していきましょう!!
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