「もし自社の売上が半分になったら、どうしますか?」
このお題を、経営者が集まる勉強会で真剣に考えてもらいました。
最初に参加者から出たのは、こんな質問です。
・売上げ半減は一時的なものですか?
・売り上げが落ちた状況と理由は何ですか?
・その売り上げは、戻る予定はありますか?
この質問に対する僕の答えはコチラ↓
「多くの業種でも同じようなことが起こっていて、先の予測は全くつきません」
この条件で、それぞれの会社がどうするのかを考えてもらいました。
参加されている経営者の方は、BtoBの企業もあれば、BtoCの企業もあるし、
個人商店もあれば、中堅の企業もあり、業種業態や利益率などバラバラです。
結果的に、もちろん各社それぞれのカタチになるのですが、
根本的には8割の企業が同じステップを考えられたのです。
①必要な借り入れをする
②社員に状況を伝える
③徹底的に情報収集をする
④いまがスタートで、できることを数パターン考えて動く
⑤結果を検証しながら、やることを絞り込む
⑥新しいカタチを構築する
概ね、このようなステップで考える方が多かったのです。
これをもとに、いろいろと細かく聞いていくと面白いことが分かってきました。
それは、③と④の間に、どれだけ「削る」「止める」「捨てる」を入れることができるかが、
この「手放す」というステップを踏んでいくうえですごく重要だということ。
・先入観や固定観念を捨てる
・楽観的な考えを止める
・経費を削る
などはもちろんのこと、時には
・お客様
・人員
をも「手放す」必要があるかもしれないということです。
もちろん「ヒト」あっての事業です。
それは十分承知した上でも、売上げ半分というのはそこまで考えないといけない。
そんな状況だということです。
ここまで真剣に、一度考えておけば
今の現状はそれに比べればすごく楽で、もっと自由に動き回れる。
皆さんそう言われます。
「売上げが半分になったら」
これを真剣に考えることは、行動にも気持ちにも感情にも「リセット」をかけることにつながる。
そう実感しています。
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