子供がいるママへ、気になる3つの質問
子供が3人いる5人家族がいます。
子供の誕生日には、いつもホールケーキを買うことになってる。
そんな家族のママに、
「どんなケーキが欲しいですか?」と聞くと、
「美味しいケーキ」との答えが返ってきた。
でも、すでに美味しいケーキ屋さんを知ってるから満足ということでもある。
そんなママに、もう一度聞いてみた。
「いつも誕生日ケーキを買う時に、不満や不便はありませんか?」
そうしたら、
「特にないですね」という答えが返ってきた。
ここでも、何の不満もないということ。
そこで、もうひとつ聞いてみた。
「子供の好みが違うので、ショートケーキとチョコケーキの
ハーフ&ハーフとかあったらいいと思いませんか?」
そうすると、
「えーーーそんなの欲しかったのよ!!」という反応。
「だったら、最初に言ってよ!!」と言いたいですよね(笑)
最初に聞いたときに「子供の好みに合わせたハーフ&ハーフのケーキ」と言ってくれたら良かったのに。
と思っちゃいますし、
2回目に聞いた時にも「子供の好みが違うから困ってるのよねー」と言ってくれたら良かったのに。
でもね、最初には言えないのです。
だって、そんなことができるとは知らないから。
このように、聞いても答えることはできない。
つまり、顕在的(意識がある中)には欲しいものには気づいていない。
そしてもうひとつ、不満や不便にも気づいていないのです。
でも、潜在的には欲しいものも、不満や不便も確実に持っている。
何故出てこないかと言うと、仕方ないと思っているか、諦めているからなのです。
まとめると多くの場合、顕在化には欲しいものもないし、不満も不便もない。
でも、確実に潜在化には持っているので、これを引き出せるかどうか。
これが本当に大切になります。
いわゆる「本当に欲しいもの」が分かるということですから。
実は、この潜在化にあるモノや、潜在化にある不満や不便に、
アプローチするにはどうすればいいのか?
それをカンタンに書くと、次のような4つのポイントになります。
①伝えるお客様を絞る
②絞ったお客様の中にあるコトを考える
③考えたことの中から、コトバにして発信してみる
④反応をみながら検証する
こう書くと、お気づきになられた方もいるかもしれません。
実は、これは「コト売り販促」そのものなのです。
【相手(お客様)の中にあるコトに目を向けながら、できるコトを考えて発信する】
コト売りは、POPやカンバン、DMやチラシ、HPやSNS活用まで。
すべての基本がココからはじまります。
結果的に、お客様の反応をみることで潜在ニーズに触れることができるのです。
お客様に「欲しいもの」を聞いても答えは出てきませんが、
コト売りを通して、お客様の内面にアプローチしてみてください!
きっと、大切なことに気付くはずです。
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