「手法」と「視点」の捉え方の話を前回にしました。
※前回記事 https://gaea318.com/4560
「手法」と「視点」というコトバは、いろいろな言い換えができます。
「やり方」と「あり方」
「Doing」と「Being」
「マーケティング」と「理念」
これらは、時に「どちらが大事か」という論争になることもある(と聞いています)
例えば、こういう問いかけがあったりします(汗)
「松野さんは、マーケティングの専門家ですから「やり方派」ですよね」
やり方派、、、あり方派、、、
「派」ってなに!?と聞き返したくなる(笑)
だって、そんな論争は無意味だと思うからです。
そこで、今回は「奥行き」の話です。
分かりやすいように「やり方」と「あり方」というコトバを使いますね。
「やり方」と「あり方」が、どちらが大切かという議論が出るということは、
この2つが並列に並んでいるということだと考えます。
でも、この2つは並列に並んでいるのではありません。
奥行きがある。
つまり、奥のほうに「あり方」があり、手前のほうに「やり方」がある。
そして、これがつながり表面的なカタチや事象ができあがるのです。
だから、2つはつながって、ひとつのカタチとなります。
「あり方」がしっかりしていても、それにあった「やり方」をしていないと
思ったような成果や、会社のカタチ、社員の姿にならない。
同じように、やり方がしっかりしていても、そもそも奥行きがなくて「あり方」に
つながっていないと、成果は続きませんし、カタチは崩れやすいのです。
(この捉え方が正しいかどうかは分かりませんが)
だから、やり方=マーケティング、あり方=理念とすると、
どちらが大事かというよりも、どちらからどちらにつなげるのかと考えるほうがいい。
そして、あり方よりも、やり方のほうが奥行きがあると考えたほうがいいし、
あり方には、あまり奥行きをつくらないほうがいいと感じます。
だって、それくらい「あり方」は根幹的な事だからです。
「手法」と「視点」
「やり方」と「あり方」
どちらも大切ですが、これをどう捉えるかで成果は変わってくる。
そう思えてなりません。
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