「手法」と「視点」
どちらで捉えるかで、捉え方はまったく変わってくる。
例えば、コトマーケティングに関しても同じです。
視点ごとで確認してみますね。
コトマーケティングを「手法」で捉えると事例的には、このようになります。
そして、コトマーケティングを「視点」でとらえると、こんな感じです。
ね、まったく違うでしょ(笑)
僕自身も、18年前は「手法」で捉えるところから入りました。
自分で試してみて、POPを書き、チラシを作り、ホームページ応用して、
確実に手法として使えることを実感しました。
そうする中でコンサルタントとなり、
僕以外の人に活用してもらえるようにと考える中で、変化が起こってきました。
同じように「コト手法」を使っても、
成果の出る人と、成果の出にくい人が現れてきたのです。
理由を紐解いていくと、「視点」の存在に気付くようになりました。
簡単にお伝えすると、モノ視点でコト手法を活用するよりも、
コト視点でコト手法を活用するほうがはるかに効果があるし、
継続して実践することで進化していくのです。
では、この「視点」を得るためにはどうしたらいいのか?
それは、視点を意識して手法を繰り返すことが一番です。
例えば、コトマーケティングの話で言うと、
コト視点=ヒトの中にあるコトに目を向けよう
※コト=ヒトの中にある興味関心ゴト、不安や不満不便に感じているコト
この「コト視点」を意識しながら、POPやチラシ、ホームページやブログの記事など
自分自身の発信を「コト手法」で変えていくのです。
そうする中で、反応の出たものに関して「どうして反応があったのか」を
確認していくことで「視点」に気付くのです。
もう少し具体的に書いてみましょう。
コロナ禍で人の中にあるコトに目を向けてみます。
こんな「コト」が見えてくるとします。
だったら、飲食店がテイクアウトを考えるときも、コトを取り入れて考えてみる。
このように、チラシや店頭カンバン、ホームページで伝えた時の反応をみながら、
こういったコトを確認していくことで、最初に考えた「視点」が合っていたのか?
間違っていたのかに気付くのです。
そうして「視点」が鍛えられるので、また手法が活きてくるのです。
「視点」で捉え、「手法」で行動する。
このバランスが大切なんですね^^
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