「つながる」前に、「近づく」
お客様と、しっかりつながる前に、まずは「近づく」
近づくことは、コロナ禍においては大きなチャンスです!
2つ目の事例を紹介しますね^^
(1つ目の事例はこちらの前記事で)
コロナ禍で提供方法を変えることを余儀なくされた店舗が多いと思います。
その代表格が飲食店です。
僕が知りうる限り今年の4月は、
それまでやっていなかった店舗の6割以上の飲食店がテイクアウトをされていたのではないでしょうか。
でも、提供方法を変えてテイクアウトを始めた店の多くは
「思ったほど売り上げが伸びない」という体験をされたことと思います。
「せっかく始めたのに」
「やらないほうがよかった」
「やっても同じ」
などの声もよくお聞きしました。
その中で、大ヒットを飛ばしたのがとんかつ専門店「かつやの全力飯弁当」です。
2020年4月20日から、テイクアウト専用で
全4種類各750円で販売開始された「全力飯弁当」は、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止による外出自粛から、
テイクアウト需要が高まっていることを受け開発されたもので
「生姜焼丼から揚げチキンカツ弁当」
「回鍋肉丼から揚げチキンカツ弁当」
「豚玉丼から揚げチキンカツ弁当」
「ナポリタンから揚げチキンカツ弁当」
の4種類。
とんでもないボリュームの弁当が大ヒットしたのです。
開発のコンセプトは、自宅での食事をより一層楽しめる
“見た目にも食べても楽しくおいしい”という思いから。
弁当なのかおかず盛り合わせなのかわからない程のボリュームで、
自宅で用意するには手がかかる揚げ物や炒め物を楽しめる
“わんぱく盛り”な弁当に仕上げたのだという。
ちょっと食べてみたいと思いませんか?僕ね、思ったので食べに行きました(笑)
もうお腹いっぱいで、幸せな気分になりますよ^^
という、僕の感想はさておき、、、(汗)
これと同じように、関西を中心に30店舗のチェーン展開をする
ラーメン店「塩元帥」もコロナ禍で特別な弁当を出し大ヒットとなります!
同じように、代々木上原の高級レストランがテイクアウトとして出した
バインミーの大ヒットなど、
売れない多くの店とは対照的にヒットした店やメニューもたくさんありました。
では、この「売れる」と「売れない」の差は何なのでしょか?
ポイントは2つあると考えます。
・とりあえずテイクアウトということで、メニューは変えずに提供方法だけを変えたのではなく、テイクアウトでできることを本気で考えた
・その時、お客様の状況を想像して、誰にどうなって欲しいかを思い描いた
多くのお店は、「とりあえずテイクアウト」をはじめました。
店内で食べるメニューを変えることなく、容器だけを用意して提供した。
でも、これって「仕方なしにテイクアウトをした」という感じが伝わってきませんか?
だって、店内で食べられる料理は店内で食べるのが一番おいしいはずです。
テイクアウトにしたら少し冷めたり、
少し硬くなったりするからどうしても不味くなる。
そんな「とりあえず」やったことで、つながりが創り出せるはずもなく、売れることもない。
どうせやるなら本気で!
「コロナ禍でストレスがいっぱいたまっているはず」
↓ ↓
「だったら、せめて美味しいものでお腹いっぱいになってもらいたい」
↓ ↓
「そのためには、テイクアウトメニューはどうしたらいいだろうか?」
と考えていってメニュー開発したり、
「店内で食べてもらうメニューをつくるときの熱量で、テイクアウトメニューも考えるぞ!」と思って考えて、
それを提供するとどうでしょうか?
きっと、お客様に近づき、売れるにも近づくはずです。
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