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フランチャイズでなく、のれん分け

2020/08/26更新:

 

コロナ禍で、小売店や飲食店の店舗をどうするかが検討されています。

特にフランチャイズの多くは、縮小や閉鎖、中には事業撤退もあるのが現状。

例えば、このような感じです↓

ZARA:300店舗閉鎖
オンワード:700店舗閉鎖
三陽商会:150店舗閉鎖
米スタバ:400店舗閉鎖
和民:300店舗閉鎖
ロイヤルホスト:70店舗閉鎖
ジョイフル:200店舗閉鎖
セシルマクビー:店舗事業撤退
吉野家:最大150店舗閉鎖

 

特に、アパレルや飲食店が厳しいというのが多くの見解だと思いますが、

その中でも光り輝く企業があります。

一切の店舗を閉鎖することないだけではなく、

3月~7月の売上が、昨対を軽く超えるという実績を出しているのが、この会社です。

株式会社 全力
https://shiogensui.com/

「塩元帥」という名前のラーメン店を関西を中心に30店舗展開されている企業です。

厳しい状況が多い飲食店の中で、昨対を軽く超えているという話を聞くのは
「個店」が多いのですが、この企業は30店舗の展開をされているので、
僕が知る限りでは異例で、素晴らしい実績だと感じています。

 

もちろん、この時期に実績を出せるのには理由があります。

その理由の一つが「のれん分け」です。

フランチャイズではなく「のれん分け」

これを創業から15年間続けてこられました。

塩元帥の「のれん分け」とは、味やシステムを展開するのではなく、

その前に「思い」を共有し、「ヒト」を育てて、そこに「味やシステム」をのせて展開していくというもの。

 

味や仕組みをベースではなく、思いとヒトをベースに展開されてきた。

もう少し正確に言うと、

思いとヒトをベースに、お客様とのつながりを創り出し、それを展開されてきたのです。

 

これが、この時期にきて「大きな強み」になっているのだと感じるのです。

 

「思いやヒトが大事」とは分かっているけど、なかなかこの展開ってできないんですよね。

思いをもって、味を極め、人を育て、繁盛店になると、

「うちも店を出したい」「この味が欲しい」というような問い合わせが出てくると、

ついつい味と仕組みをベースにどんどん展開していってしまうんですね。

 

だって、そのほうが「効率的」ですから^^

でもこの効率化が、いま多くの小売店や飲食店を苦しめている。

そう思いませんか?

 

非効率であろうが、思いとヒトをベースにつないでいく。

ヒトとヒトとをつないでいく商売は強い。

 

これを、どう創り出していくかが、これからの大きなポイントのように感じます。

が、実はこれはコロナ禍だからということではありません。

 

以前から、そうなんです。

それが、コロナ禍でより一層明確になったのです。

 

思いだけでもダメ。

人を育てるだけでもダメ。

もちろん、モノや仕組みだけでもダメ。

お客様(ヒト)といかにつながるかが大切です。

 

これを機に、いま一度自分たちの足元を見直していきたいですね。

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