理念経営をしていらっしゃる経営者の方に、
2重メッセージになるという相談を受けます。
2重メッセージとは、理念のことと、売上げのこと。
この2つを言うと、相反することを言ってるみたいで社員か混乱するというもの。
「理念は大切」
「売上げも大切」
具体的に言葉にすると、このような感じです。
「理念である、”地域社会に貢献を!”を大切に行動してよ!」
※貢献すること、お役に立つことはとっても大切に行動を
「でも、売上は上げないと会社は持たないよ!」
※ちゃんと売らないとダメ、売上げも大切だから行動を
このように、相反するメッセージで、両方大切だよ!!と言われたら、
まじめなスタッフほど思い悩んでしまうというもの。
さて、どうしたらいいんでしょうか?
そんな課題をお持ちのところが多いんですね。
僕は、こうお答えしています。
「理念と売上を、しっかりつなげていくことが大切」
理念は理念、売上は売上げとして、別で考えないといけないんだよなんて無理です。
・売上げとは何?
・どうやって売り上げをあげるのか?
・その売り上げの上げ方は、どう理念に繋がっていくのか?
これを、経営者がスタッフのみんなに語れることが大切です。
では、あなたは語れるでしょうか?
経営者の中で、これが繋がっていないと「理念」はカタチだけのものになります。
理念をカタチにするというのは、理念と売上をつなげる仕組みを持つこと。
それには、まずシナリオを描くことができるかどうかがポイントです。
もう少しだけ具体的にイメージしてみましょう。
・売上げとは何?
→売上げとは、お客様の役に立つこと
・どうやって売り上げをあげるのか?
→どうやって役に立つのかを考える
・その売り上げの上げ方は、どう理念に繋がっていくのか?
→役立つことは理念にもつながる
これを、もう少し具体的に。
・売上げとは何?
→売上げとは、お客様の役に立つこと
・だったら、誰にどんなコトをやっていきたいの?
→親兄弟の建物と思って、お客様の物件に接していこう
・どうやって売り上げをあげるのか?
→どうやって役に立つのかを考える
→お客様を親兄弟だと思ったら、どんなコトがしてあげたい?
→それを、どうして伝えるの?
→それを、どうして売りあげにつなげるの?
・その売り上げの上げ方は、どう理念に繋がっていくのか?
→役立つことは理念にもつながる
→親兄弟と思って塗らせていただくことが、売上にも理念にも繋がっていく
いかがでしょうか?
最後は、外壁塗装の会社であるマツミさんの例につなげてみましたが、
上手く伝わっているでしょうか^^
理念と売上をつなげていく方法は、とてもシンプルです。
・誰に、どんなコトができるのか
・それが、もっとどうしたらできるのか
・それを、どう伝えようか
これをしっかり考え行動していくと、確実に繋がっていきます。
これをやっているのが「コト売り超実践塾」でもあります。
自分自身で考えるもよし、
一緒に考えるのもよし、
これからの新しい社会の中での商売を考えるにあたり、
コロナ禍で、いま一度足元を見直していきましょう!!
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