いよいよ緊急事態宣言もほとんどの地域で解除され、
事務所のある大阪では、街に人が戻ってきた感があります。
そんな中、前回のwithコロナの商売の第4弾で、
「3つのキーワードを自分たちの商売に掛け合わせてみる」
という内容は、それまでの第1弾と第2弾で反応していただいた方とは、
まったく別の方の反応が多かったのがすごく印象的でした。
第1弾と第2弾は、少し客観的にみた視点で「いまの消費」についての話でしたが、
第3弾と第4弾は、それを踏まえて「どう動くのか」という具体的な行動について。
客観情報が欲しい方と、具体的な行動情報が欲しい方に、やっぱり分かれるんだなと実感しています。
さて、withコロナの商売も5記事目となります。
5記事目は、前回に続いて「キーワードと商売の掛け合わせの第2弾」の予定でしたが、先に6回目の内容をお届けしますね。
※前回の記事は、こちら↓
withコロナの商売④キーワードを商売に掛け合わせる
正直なところ、こうして記事で書くよりも話して伝えたい!という衝動にかられ始めて、準備を進めています(汗)
その「話したい!」という衝動を抑えながら、はじめていきいと思います。
コロナの出現から、強制的に環境が変えられ、その中で消費も変わってきました。
しばらくは、我慢の状態が続いていたわけです。
そして、ようやく緊急事態宣言の解除。
「ホッとした」
僕自身も、正直そんな気持ちです。
このまま元に戻ってほしい。
そんな思いはありますが、商売としては、これを期待しすぎないで、いまできるコトをやっていく。
どうしてかというと、
生活環境が少しずつ戻っていく中で、
消費行動が元に戻るのか?というと、
残念ながら完全に元通りにはならない。
ここは、誤解のないように付け加えておきますね。
緊急事態宣言が解除されて、ひとりの消費者としては社会的なルールを守りつつ、どんどん動いていくことが大切だと思うのです。
ただ、商売として気を付けておきたいのが「これで元に戻ってくるぞ」という
【変化しなくても大丈夫】という気持ちです。
同じようにしていれば、同じように人も売り上げも戻ってくるのか?
5月7日に解除された仙台を見ても、
5月21日に解除された大阪を見ても、
そして、5月25日の日経MJの1面の記事をみてもわかる通り、
緊急事態宣言が解除されても、ワクチンや薬ができるまで、本当の安心は訪れることない。
となると、消費者心理や購買心理は、基本的にはいまの状態が続きます。
(と、仮定して動いていったほうがいいし、そう考えると大きなチャンスと捉えることができる)
半年、1年、1年半、、、
続いていくと、強制的に変えられた環境も少しずつ当たり前になってくる。日常の当たり前が変わり、生活の習慣も変わってくる。
教育の環境、働く環境も私生活の環境が大きく変わっていくし、価値観だって、職業によって求められることだって変わってくることもいっぱいある。
例えば、子供の教育現場が変わってくることをイメージしてみてください。
基本はオンライン講座になって、Liveの授業もあるけど、録画映像講座も多い。そうなると、1つの教室に一人の教師が行く必要もなくなるのです。
生徒の心をつかみ、面白い授業をする先生の講座をみんなが見たいと思う。淡々と話す先生の講座は誰も見てくれないかもしれません。
となると、先生に求められるスキルは「表現力」や「演出」「伝え方」などがいままでよりも圧倒的に求められる訳です。
いまの環境が当たり前になると、タワーマンションなんかも価値がなくなるかもしれません。
だって、もっと換気ができて、空気のいいところに住みたくなるでしょ。
オフィスの環境も同じです。
リモートワークができるようになると、大きな都心の1フロアなんて必要ない。
働きやすい環境を求めて移動していくことになる。
いろいろなことが劇的に変わってくる可能性があるのです。
これは、3年や5年先の話ではなく、1年から2年先の現実的な話です。
とはいえ、正直どうなるかは誰もわかりません。
今の時期に「予測しすぎること」は危険だともいえます。でも、「これからどうしたいかを構想するために」すこしイメージをしてみて欲しいのです。
一度イメージしてみる。
そうすると、完全に元には戻らないことが確認できるはずです。
「どうなるかわからない」
だからこそ、いまの変化に対応すべく、行動していくことが大切になる。そう強く感じるのです。
この誰も体験したことがない未来を創り出すのは、決して簡単なことではありません。
正直、ひとりで創り出せと言われれば、それだけで心が折れそうです。
だからこそ、みんなで力を合わせていく必要がある。
本気でそう思います。
環境が変化し、人のココロが変化し、価値観が変わっていき、消費が変わる。
この人の変化に対応していくためにも、
常に人の中にあるコト(興味関心ゴト、不安や不満不便なコト)に着目し、アプローチしていく。
お客様の反応がヒントであり、答えの一部です。
これを、仲間で集まって実践してみる。
そして実践したことも持ち寄りながら、次のことを考えていくのです。
これを続けていくことにより、きっと新しい道がつくれる。
そう信じて、いっしょに進んでいきましょう!!
次の社会、次の商いのカタチをつくるために力を合わせていきたいですね^^
【withコロナの商売まとめはこちら】
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