先週末、京都や大阪の飲食店の経営者の方々が集まり(少人数です)
コロナウィルスの対策をどうするかの座談会に参加しました。
こんな時期に集まるの?という方もいらっしゃるかもしれませんが、
それほど皆さん行き詰った感じだったのです。
確かに、大きな流れから考えると外には出ないで「自粛」してる。
これが正しいことは皆さんよくわかっていらっしゃいます。
消費者が自粛しているんだから、商売も自粛する。
頭ではわかっているんだけど、
集客が落ち売上げが落ち、この先もどうなるか分からない。
会社の経営だけではなく、スタッフとスタッフの家族のこと、
お客様のこと、仕入れ先のことなど、背負うものがある人は、
ただ、じっと待っている訳にはいかないのだと感じました。
いま現在、資金をどう確保するかという情報は回ってくるけど、
それ以上に不安である「これからの動き」をどうとっていいのかが分からない。
こんな状況の中でも、何かできるコトを探して前向きに動こうとしていらっしゃいました。
その集まりの中で、気付いたことがたくさんあって、
同じような状況の方にはお役に立ってるのではないかと思い、
順番にですが、記事にしていきたいと思います。
まずは、飲食店の経営者を中心に話を聞いている中で見えてきた課題があります。
・これまでの集客のシナリオが使えない
→インバウンド中心、高齢者中心、観光客中心など、
これまでの集客の成功方法がいきなり使えなくなってしまった。
・打ち手がひろがらない
→スタッフの皆さんと一緒に次のうち手を考えるけど、
テイクアウトと食べ放題が主流でその他が思いつかない。
・新しいサービスなので知られていない
→テイクアウトや食べ放題をはじめてみたものの、
そもそもやっていなかったので、なかなか伝わらずに広まらない。
・お客様と連絡がとれない
→予約をしてくれたお客様の連絡先と名前は分かるけど、
そもそも顧客名簿にできていないため個別に連絡ができない。
・リピートしてもらう仕組みができていない
→これまでは良いサービスと料理を出してるとリピートしてくれていると
信じてやってきたので、仕組みなんて発想がない。
・サービスや商品だけでは差別化が難しい
→テイクアウトと食べ放題同は他の店でも思いつくので、
差別化さえも難しく、結局は価格勝負になる。
・理念がカタチになっていない
→売ることが仕事ではなく、誰の何のお手伝いをすることが本当の仕事なのか
理念はしっかりとしているのだが、改めてこの時期に体現できていないことに気づく
このような感じにまとめてみたのですが、
もちろん全てのお店が、すべての項目に当てはまるとは思いません。
でも、今回のコロナの影響で「あ、これは思い当たる課題だな」と感じたら、
この機会にぜひ対策を考え動いていってください。
対策は、今後5つに分けて書いていきます。
①手数を倍に増やす
※できない→できる
※1つできる→2つできる
②2つ以上のシナリオを描く
※ターゲットごとにシナリオを変える
③お客様の反応を見ながら、伝え方を変える
※誰に→何を伝えて→どんな行動がとってほしいのか
④顧客名簿をつくり、活用する
※顧客名簿の作り方と活用の仕方
⑤つなげる意識をもつ
※情報でつながる
※やり方とあり方をつなげる
この5つの項目を予定しています。
いまの動きが、コロナ後の商売をつくっていく。
そう感じていますので、よかったら参考にしてください!
※緊急事態宣言が7都府県で出されましたので、実践型の記事の更新及び投稿は、しばらく控えさせていただきます。(4月10日追記)
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