先日、クライアントの社長と会食している中で「人材育成」の話になりました。
僕は、ある意味専門外なので、あくまで僕の視点からお話をさせてもらったのですが、
僕自身の気付きも多かったので、ここでまとめてみますね。
社長「人材育成をすれば、業績が上がると思いますか?」
僕 「個人的な意見ですが、人材育成だけでは難しい気がします」
社長「どうして、そう思われるんですか?」
僕 「いい人が育っても、それを活かせる場がないからです」
社長「つまり、人材育成と業績アップは別物だと?」
僕 「いま現在は、そうだと感じています」
社長「いま現在ということは、過去は違ったのですか?」
僕 「はい。僕の実感値ですが、15年前までは違ったと思います」
社長「実は、まったく同じ意見です」
僕 「えっ、そうなんですね!」
そこからの社長の話が面白かった。
以下抜粋です↓
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確かに、人材育成は大切です。
が、これだけでは今の時代に業績は伸びない。
これは、私の実感です。
だから、まず新しい市場を開拓した。
市場を創らないと、人を活かすことができないからです。
経済が成長して、需要が伸びているときは人を育てていれば、
業績は伸び、社員も笑顔になったんですが、
いまのデフレ経済では、放っておいても需要は減るばかり。
だから、市場を創り、そこを通していい人材を育てると、
その市場は大きくなっていく可能性があり、
人はもっと育つ可能性がある。
だから、まずは市場を創り出すことが先決です。
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なにか、ガツン!と感じるものがありました。
でも、この企業さんのしていることは、まさしく市場創造です。
市場を創り出し、そして人を育てている。
結果、素晴らしい業績を創り出しています。
例えば、忙しくしているホテルに、いい人を育てて入れれば、顧客満足度は増します。
お客様は満足度が高いので、また来てくれる可能性が高くなる。
そして、お客様から感謝されるから、人はもっと頑張ろうと思い、また育つ。
でも、暇なホテルに、いい人を入れても、活躍の場所が少ない。
いい人だからといって、新しいお客様を呼んでこれるかというと違う。
そして、お客様からもあまり喜ばれないので、なんでだと疑問に思っていく。
あくまで、これは例え話しです。
そして、人材育成が必要ないと言ってるわけではありません。
いまの日本が成熟社会やデフレ経済だからこそ、人材育成以外にも、
市場を創り出すためのマーケティングが必要になっている。
そう言われているような気がしました。
そういった意味でも、これからできるコトはたくさんあり、
もっともっと自分の頭の中を柔軟にしていかないといけないと感じます。
いい人材が活きる場=新しい市場を創り出していきましょう!
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