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値上げからはじめる「正」のスパイラル

2019/08/08更新:

この数年で、見事にブランディングに成功した会社があります。

ブランディングどころか、差別化さえ難しい状況。
扱っている商品は「室内ドア」でした。

 

想像してみてください。

家を建てる時「室内ドア」をしっかりと選びますか?
選ぶのに、どれだけの時間をかけますか?

実は、ドアにはほとんど時間をかけないのです。
そう、ただの家の部品だと思っているから。

でも、そんな状況から、いまや・・・・・

 

このような状態になっているのです。
もちろん、下請けから直取引+ブランディングなので、収益は倍増。

その会社は、神谷コーポレーションさん
https://www.fullheight-door.com/

この会社を見ていると、本当に勇気が湧いてきます。

 

家づくりで27番目の部品と言われた「室内ドア」でも、
ここまでできるんだという事実がここにあるのです。

では、どうしてここまでできたのか?

ひとつの大きなポイントは「値上げ」です。

 

神谷コーポレーションは、もともと大手住宅メーカーのOEM専門のメーカーでした。
でも、毎年毎年単価は下げられ、原料は上がり、工場はフル稼働。

値下げ→忙しい→時間がない→利益がない→次の策が考えられない→ジリ貧

こういったスパイラルにはまり、それでもなんとか!と
思っても、新しいことをする資金と時間がない。
これは、言い訳でもなんでもなく、実質的になかったのです。

「守りながら攻めろ!」
「言い訳するくらいなら、なにかをやれ!」
「やろうと思えば、なんでもできる!」

なんて根性論で現場をけしかけても、実際に新しいことに取り組む時間がないのです。

 

実際は、このような状況の会社は多いのではないでしょうか?
特に「下請け」的に動いている会社は、どんどんジリ貧になっていく可能性が高い。

『10年後に、うちの会社はない』

考えれば考えるほど、情報を得れば得るほど、そう実感したから、
まずは時間をつくり「値上げをする」ことを決めた。

 

結果的に、OEMを依頼されていた住宅メーカーと契約を切ることからはじめたのです。
こんな簡単な言葉で言い表していいのか分かりませんが、
「覚悟」を行動にかえたのです。

危機感を持ちながら、「値上げ」に移るわけですが、
もちろん、ただ単に値上げしても、だれも買ってくれない。

「値上げしないとやっていけないなんて、お前のところの都合だけだろ!」

得意先からの、こんな言葉が安易に想像できます。

 

だからこそ、値上げする価格以上の価値をどう付けていくか?
これを、思いっきり考えられたのです。

結果的に、自社製品のブランディングに成功され、
いまは横浜のショールームに施主さんを中心に、どんどん人がやってこられます。

そして施主さんが、工事を頼んでいる工務店に
「このドアにしてほしい」と言われることもしばしば。

このドアメーカーのドアを、大手の資材メーカーがこぞって真似る現象も起こっています。

 

この会社の独自化コピーは

たかがドアから、だからドアへ

~家づくりの新しい視点が、空間を変えます~

まさに、たかがドアと思われていたものの価値を高め、
だから「このドアがほしい」と思ってもらえるドアへ

ドア1枚で、空間が広く感じたり
ドア1枚で、部屋の趣を変えることができたり
ドア1枚で、家族の絆を深めたり

ドアを通して、施主さんに「できるコト」を考え続ける会社なのです。

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「値下げ」は負のスパイラルへの入り口

正のスパイラルの入り口は「値上げ」

「値上げ」するには?

これを真剣に考えることにより「正のスパイラル」にする。

これからの時代、この視点はすごく大切だと実感します。

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