
「“届ける相手”を決めるだけで、販促も会議も変わる」
商売の現場で、販促や会議が迷子になる理由。
それは「誰に届けるか」が決まっていないからだと考えてみてください。
POPをつくるときも、会議で意見がぶつかるときも、
軸がなくてフラフラしてしまう。
でも、「届ける相手」が明確になると、
不思議なくらい“すべて”が噛み合いはじめるんです。
●POPづくりで起きた変化
アパレルショップの店長が、POPの打ち出しで悩んでいました。
「なんか伝わらないんですよね…」と。
その時、僕はこう聞いたんです。
「それ、誰に届けたいんですか?」
すると返ってきたのは──
「来てくれるお客様、全員に…」という答え。
これこそがズレの原因。
だから一緒に、「いま来てほしい人は誰か」を考えました。
結果、導き出したのは
「30代後半の“子どもの行事に着ていく服”に困っているお母さん」
ターゲットが決まった瞬間、POPの言葉も変わった。
商品も変わった。
売り場の見せ方も変わった。
そして、数字が動き出したのです。

●会議でも「誰に届けるのか」が軸になる
事業計画の会議でも同じです。
・誰を喜ばせるための新事業なのか?
・誰にもっとリピートしてもらいたいのか?
・誰が困っていて、私たちにできることは何か?
これを先に決めないと、ただの数字合わせになる。
逆に、届けたい相手が明確になると、
意見が自然と揃ってくるんです。
強みづくりも「誰の困りごと」から考える
自社の強みって、案外見えないものです。
でも「誰の困りごとを解決できるのか?」から見ると、
急に浮かび上がってくる。
たとえば…
・ 高齢のお客様が多い → 重い商品を車まで運ぶスタッフの動き
・ 相談が多い → 専門知識よりも“安心して話せる雰囲気”が強み
届ける相手の困りごとを知ることが、
強みの“言語化”にもつながるんです。

結果的には、届ける相手が決まると、全社が動きやすくなります。
・POPの言葉が変わる
・会議の方向性が揃う
・商品の選び方が変わる
・強みが明確になる
全部に共通するのが、「誰に届けるのか?」という起点。
この“たったひとつの問い”が、商売のブレをなくしてくれるのです。