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「縦の関係」から「横の関係」へ

2015/06/01更新:

 

最近、自宅近くの公立中学のサッカー部が強い!という話を聞いて、昨日試合を観に行ってきました。

いまの中学生は、本当にサッカーをよく知っていって上手い!
いまの中学生は、本当にサッカーをよく知っていって上手い!

実は、その学校には3年前までサッカー部はなく、3年前に赴任してきた先生により新設された新しいチームにも関わらず、いま地域では一番強いということらしいのです。

「どんな秘密があるんだろうか」

そんな好奇心を持って、歩いて試合を観戦に。

結果から言いますとですね「強い」です!
そして選手のみんなは「うまい」です!!

そしてそこには、たくさんの気付きが(^^

一番ビックリしたのは、組織がフラットだということ。

1年生が3年生を呼ぶ時「○○さん」とは呼ばないんですね。
「○○くん」と呼ぶし、ものすごく仲が良い、友達のようなフラットな関係なんです。

僕が中学生のころは、まだJリーグもなく、少年野球が盛んな時代で、ほとんどの人が中学に入ってからサッカーをやり始めたので、1年生は必然的に下手で、3年生は上手いという構図でした。

だから3年生=上手い、1年生=下手
3年生が1年生を教えて上手くなっていくという状況で、
上下関係がハッキリしていた(もちろんシゴキのようなことも当たり前のようにありました^^;)記憶があります。

でも今は、少年サッカーが盛んで、中学のサッカー部に入る半分以上が小学校時代からサッカーをやっているという状況。
しかも、その中学も1年から関西トレセンなど選発チームに選ばれている生徒もいるらしい。

つまり、1年生のほうが3年生よりも上手いことが往々にしてあるんです。

こんな状況を踏まえて、顧問の先生は「フラットな関係づくり」をベースにチーム作りをしていったと言われていました。

3年生の役割は「チームの大切さ」を認識し、下級生に伝えること。

1年生、2年生の役割は、自分の得意なところを活かしてチームに貢献すること。

上手い、下手ということではなく、
ひとつのチームとして、仲間として、
同じ方向を向きつつ、役割をきっちり分担していく。

その結果、強いチームになっていったということ。

なんかね、この話を聞きながら強く感じるところがありました。

「これからは、会社も同じことが言える」ということ。

ひと昔前までは、「こうすれば売れる!」という方法がありました。

先輩社員は「それができる者」であり、
新入社員は「それができない者」なので、
できる者ができない者に教え育てるという、縦の関係でした。

でもね、これだけ時代が変化し、
例えば、スマホを持ちSNS活用などを考えると、
僕たちよりも今の高校生のほうが格段に慣れていることは言うまでもありません。

だったら、私たちが活用方法を考えるよりも、
新しい力を活用すればいい!その方が効果的です!!

・その為には、いまどんな準備が必要なのか?

・どんな役割分担をしておくとよいのか?

こういうことを、しっかり考えている会社と、まったく考えていない会社は、5年後にはものすごい差がついているはずです。

社内の関係も「縦の関係」から「横の関係」へ

経営者が時代を見据えて変化していく大きな視点なんだな。

中学サッカーを見ながら、そんなことを感じました(^^

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