大きな変化は、
何かをプラスすることで起こるのではなく
大きなことをマイナスすることから起こり始める。
マイナスとは、捨てる、止める、削る、省く、手放すこと。
マイナスからはじめることでスペースができ、
そのスペースに何かが入り込み、混ざり合い、大きな変化になっていく。
例えるなら、
ペットボトルに青色の水がパンパンに入っている状態で、
少し赤色の水を足そうと思ってもこぼれ出すか、
多少入っても、大きな変化はない。
でも、まずパンパンに入っている青色の水を半分捨てて、
そこに赤色の水を入れると、混ざり合って紫になる。
そんな感じです。
大きな変化は、まず捨てることから。
それを実感させてもらうことは、たくさんあります。
クラアイントさんで、
100%下請けの状態から、現在100%直取引に変化したところがあります。
利益率は圧倒的に変わり、
いろいろなことにも挑戦ができ、
社員の皆さんは誇りを持ちながら仕事ができる。
この大きな変化は、何からスタートしたかというと、
「下請けの仕事を止める」ことからです。
つまり、一番売上げの多かった会社との契約を解消したのです。
どうしてそれができたのか?
それは、自分たちの商品を喜んでもらえる人に届けたいという思いからです。
また別のクライアントさんでは、
この10年で売上げが5倍になったところがあります。
売上げ以上に、利益率が格段にアップして
社員さんが楽しく働いている。
それまで伸び悩んでいた会社が急激に伸びたきっかけは、
1つの事業を手放したことでした。
しかも、その事業は利益が出ていたにも関わらずです。
どうしてそれができたのか?
それは、自分たちしかできないことに集中しようとしたからです。
「これから、どうしていきたいのか」
これが明確になれば、間違いなく手放すことができる。
手放す勇気を与えてくれるのだと感じます。
そして、この手放すことが、大きな変化のきっかけになることは間違いないです。
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