「あなたの仕事には必然性がありますか」
と聞かれたら、ちょっとドキッとしませんか?
必然性って、どういうこと?
私の必然性ってなんだ?
そもそも、必然性なんて必要なのか?
なんて、いろいろと考えてもらえると有難いのですが、
僕自身は「必然性」を考えると、ずいぶんと自分らしい仕事が見えてくると感じています。
必然性を検索してみると、こうあります。
必然性とは、そうなることが確実であって、
それ以外ではありえない、ということである。
仕事に置き換えてみると、それ以外はあり得ないという仕事の仕方です。
これこそが、まさに独自化なんだと思うのです。
必然性は、少しだけ過去や生い立ちを振り返ると見えてきます。
例えば、会社員から独立起業した人でも、同じ過去を持っている人は一人もいません。
ひとりは、
昔っからひとりで楽しみ、ひとりでできることを考えてきた人
もうひとりは、
昔っから大家族に生まれ、大勢の中でできることを考えてきた人
同じようにコンサルタントという仕事をしたとしても、この「必然性」を考えると仕事の仕方は変わってきます。
ひとりは、徹底的に個人が輝くための方法を考え伝えていくこと。
もうひとりは、チームでチカラを合わせる方法を考え伝えていくこと。
というように。
これは、時代の流れがどうとか、トレンドがどうとかの問題ではなく、
自分自身は、どこに必然性があるのか?ということから考えることで、
自分自身の独自性に気付くのです。
もう少し軽く考えると、こんなことはありませんか。
例えば、
ひとりは、昔っから新しいモノやコトが大好きだった。
もうひとりは、昔っからひとつのことに夢中になった。
だったら、仕事の仕方として
ひとりは、新しいことにどんどん取り組むやり方がいい。
もうひとりは、ひとつのことを深堀するほうがいい。
人には、きっと必然性があり、
その必然性に目を向けると、
自分らしい仕事の仕方が見えてくる。
これが経営者になると、自分らしい経営が見えてくる。
それこそが独自性につながっているのだと実感します。
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