「トントントントン ヒノノニトン」
堤真一さん、リリーフランキーさんなどが登場するトラックの日野自動車のCMですが、もうたくさんの方がご存知だと思います。
※CMはこちらから
http://www.hino.co.jp/dutro/cm/index.html
プール編・大工編・マッサージ編・とんかつ編・栗きんとん編・けんけんぱ編など、さまざまなパターンがありますが、耳に残りますよね^^
このCM、実は「目的を一つに絞った」ことで大成功したのです。
CMって、15秒や30秒で表現しないといけない。
実際たくさんのことを言いたくても、言えないのです。
でも、CMなどでお金をかけるとなると、あれも言いたい、これも言いたいとなってしまう。
結果、伝わらない。
残念ですよね。
「伝えることを絞る」
実は、日野自動車は中型や大型のトラックでは44年間シェアナンバーワンです。
でも、小型トラックの認知度はかなり低い。
「えっ!?日野自動車さんって小型トラックやってたの?」
そんなことも多いのです。
で、ここは一つ「日野は2トン車(小型車)をやっています」という認知度を上げることだけに絞った。
そうすることで分かりやすくなるんです。
「日野が二トンをやっていることを知らせるにはどうすればいい」
↓
「ヒノがニトンを販売してる」
↓
「ヒノノニトン」
この「語感」だけで伝えて、あとはこの「語感」にシーンをのせる。
そして浸透させようとなったのです。
結果は、大ヒット!
CM好感度ランキングでも上位にもなりましたし、それ以上に子供や主婦までが「ヒノノニトン」を知るようになった。
まずは、ひとつの目的は達成です。
「認知度」があがったここから、具体的な営業シナリオが活きてくる。
・誰に
・何を伝えて
・どういう行動がとって欲しいのか
まさに、ターゲットを絞り、そのターゲットの興味のあるコトを伝えて、最終的に問い合わせをいただく。
これをしっかり実践していくことで、「コト売り営業」を通して実際の売上につなげていく。
CMも目的を絞り込んで、
CMと実際の営業をしっかりつながていく。
逆に言うと、
・あれこれと欲張らない
・CMと営業は勝手に繋がるのではなく、意図をもってしっかりつなげていく
こんなことが大切なんだと実感するのです。
そして、今回の14年ぶりの大型車フルモデルチェンジのCMがコレ!
「社長、こいつに乗せてくれ!」
https://www.youtube.com/watch?v=1RMAeJIgS7k
経営者目線、ドライバー目線でつくった新型車を、CMでも伝える。
いよいよ「コト売り」も本格化してきました(^^
楽しみでなりません!!!
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