「どんな仕事が理想的だと思いますか?」
そう問いかけられたら、あなただったらどう答えますか?
コトマーケティング・コンサルタントの松野恵介です。
例えば、下記の中でしたら「仕事」として何位を選択しますか?
・収入が安定している仕事
・健康を損なう心配がない仕事
・世の中のためになる仕事
・失業の心配がない仕事
・高い収入が得られる仕事
・自分にとって楽しい仕事
・その他
・わからない
実はコレ、国勢調査の項目でもあるんです。
そして、上記はその調査の結果、上位の意見なんですね。
さて、あなたは何を選んだのでしょうか?
ちなみに、国勢調査では、平成25年までトップはずっと同じで「収入が安定している仕事」でした。
それが平成26年、トップ項目が入れ替わった。
何だと思いますか?
「自分にとって楽しい仕事」なのです。
ここ2~3年で上昇している項目は、2つ。
「自分にとって楽しい仕事」と「世の中のためになる仕事」です。
もちろん、調査結果と現実は違う!と言われるかもしれません。が、多くの方が仕事として求めているコトが表れるのが調査とも言えます。
ある意味、そうなっていないけど、そうなったらいい。
あるいは、そうなってないけど、そうしていきたいという表れなのです。
そういう意味では、経営者の方は、この仕事観に対して、
・どんな会社を作っていくのか?
・どんなチームづくりをしていくのか?
・どんな仕組みを作っていくのか?
・楽しさと利益のバランスをどうとるのか?
こんなことが必要になってくるのではないか。
そう感じるのです。
その中でも「楽しさ」と「利益」のバランスが難しい。
そんな声をよく聞きます。
先日、勉強会に出ていて、こんなことを言われました。
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松野さんって、よく言うじゃないですか。
「これって楽しそうじゃないですか?」
「こうしたら面白そうでしょ♪」って。
以前は、こんな言葉を聞いて、「楽しいんじゃなくて利益が必要なんだよ!」って思っていたのですが、付き合ってみるとそうじゃないんだなって。
商売としては「利益が出る」のは当たり前として、
「その上で、楽しそうか、楽しそうじゃないか」
「面白そうか、面白そうじゃないか」という話をしてるんだって気付いたんです。
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この話を聞いた時、「そうか!そんな風に思ってたんだ」って改めて感じました。
僕自身、「楽しく仕事をする」というのは独立した目的の一つでもあります。
でも、「ただ楽しい」だけだと趣味になる。
「仕事を楽しむ」と言うことは、相手に喜んでもらったり、楽しんでもらったり、そしてシッカリと利益を生むこと。
やっぱり、これが大前提であると考えています。
もしかして、これは商売人の家系で生まれ育ったから、自然と身に付いているコトなのかもしれません。
趣味は一人でもできますが、仕事は相手があること。
相手というのは、会社の場合スタッフでしょうし、社外で考えるとお客さまです。
自分とスタッフ、スタッフとお客さま、これをどう繋いで「楽しい仕事」にできるのか。それが大切だと思うし、僕自身それがどうしてできるんだろうか?と考えて、たくさんのクライアントさんと実践してきた十数年だたっと思います。
もっともっとできるコトはあると思います。
でも、まずは今まで蓄積してきたものをシッカリと届けていきたい。
そんな思いでいっぱいです!
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