「モノ」から「コト」へ
「モノ売り」から「コト売り」へ
この「コト売り」をベースにして、お客様と一緒に「どうすればできるか」を実践してきて14年目に入ります。
コトマーケティング・コンサルタントの松野恵介です。
2017年になって、一度今までやってきたことを振り返ってみたのですが、最初は「商品をいかにして売るか」ということ手法として活用していたことに改めて気づきます。
そこから考えると、ずいぶんと変わってきたし、お客様の要望に合わせながらも、できることも増えてきたなと実感するのです。
正直、最初から分かってることなんて何もありませんでした(汗)
ただ、目の前のお客様と一緒に悩み、考え、どうしたらできるかを必死に考えてきたら「できるコトが増えていた。そんな感じです^^;
とはいえ、こうして整理してみると、コトマーケティングの可能性の大きさにも自分自身改めて気づきます。
ちょっと、振り返ってみたことを、簡単ですが書いてみますね。
もしかすると、マーケティングの新たな可能性を発見してもらえるかもしれません!!!
●価値の伝え方
モノやスペックを伝えるだけでは、お客様に価値は届かない。
価値を伝え、届けるためにはお客様目線で!
・その商品(モノ)は、あなたにとって、どんないいコトがあるのか?
・どんなお困りゴトや、悩みゴトを解消してくれるのか?
モノではなく、お客様の中にある「コト」に着目して伝え方を変えてみる。
【価値の伝え方の手法】これがスタートでした。
もちろん、いまでも価値の伝え方がベースになっているのは事実です。
でも、これがベースになり、価値の伝え方だけにおさまらず、色々なものに繋がっていったのです。
●新しい営業の手法
そのひとつ、営業の手法としても【新・御用聞き営業】ができました。
これは、法人営業をされている企業さんに数多く取り入れてもらっていて、僕自身どんどん可能性を感じている営業のスタイルです。
※新御用聞き営業の簡単な説明は下記をどうぞhttps://gaea318.com/306
https://gaea318.com/316
●会社の独自化
そして、商品やサービスだけではなく、お店や会社の価値を創り出す。
差別化ではなく、独自化。
【会社の独自の価値の創り方】にも繋がっていきました。
モノやサービスを売ることが仕事なのではなく
・お客様に、どんなコトができるのか
・それが、もっとどうすればできるのか
これを明確にし、積み重ねていくことで独自の価値が生れる。
それが、たくさんある会社から選ばれる理由になる。
多くの会社やお店が、独自化コピーをベースに独自の価値を創り出すようになってきました。
これが出来るようになると、本当に価格競争から離れることができるからいいんですよね(^^
※独自化コピーについては、こちらをどうぞ
https://gaea318.com/category/blog/%e7%8b%ac%e8%87%aa%e5%8c%96%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc%e3%81%a8%e3%82%a8%e3%83%94%e3%82%bd%e3%83%bc%e3%83%89
●企業の付加価値
そして、そこから派生する形で、コトマーケティングそのものを、企業の付加価値にしていく会社が出てきました。
簡単に言いますと、食品メーカーや印刷会社が、コトマーケティングを学び、自分のお客様に、POPの書き方や売れる売り場の作り方などで「売るためのお手伝い」「繁盛のお手伝い」をすることにより、商売をV字回復させていったのです。
例えば食品メーカーだったら、美味しいものを作るだけではなく、自社の商品にPOPを付けて納めたり、売れる売り場づくりを研究して、売り場ごと納めたり、ご要望があれば「POP講習」を小売店のスタッフに行ったりしながら、売れる商品×売るための情報=商売繁盛のお手伝いをしていったのです。
モノを売る会社から、商売の繁盛をお手伝いする会社へ
こうして、コトマーケティングを形にし、付加価値とすることで選ばれる会社が増えてきました。
詳しくは、書籍に書いているので読んでみてくださいね。
http://www.amazon.co.jp/dp/4408109878/
●新たなサービスとしての価値
それから一歩進んで、ここ2~3年ほどは、コトマーケティングを学び、
学んだことをそのまま新しいサービスにして展開していきたいという会社がでてきたのです。
例えば、僕自身が開催しているPOP道場のコンテンツをベースに、印刷会社や広告代理店の方と一緒に、その会社流にアレンジした「売れるPOP講習」を創り出し、新しい事業として展開していくというもの。
こちらも、試行錯誤をへて、かなり成果が明確に見えるようになってきたのです。
これをベースに、もっともっとコトマーケティングを活用してもらいたいという思いのもと昨年立ち上げたのが「一般社団法人 コトマーケティング協会」です。
こちらは、今年からさらに大きく広げっていく予感しかしません(^^
ざっとではありますが、カンタンにまとめてみました。
こうして振り返ってみると、14年前から比べると変化してきたなと感じるのです^^
コトマーケティングをいかに活用するかを考えることで、「売るための手法」だけではない、様々なことに繋がってきました。
今年は、今一度、これらのことを、
・どうして伝えていくのか?
・どうすれば、もっと活用してもらえるようになるのか?
を考えて一歩を踏み出していく。
そんな年にしていきますね(^^
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