少し前に文章の書き方教室に誘われて参加してきました。
文章の書き方も勉強になったのですが、それ以外にも面白いことが(^^
その場に、文章を書くことを仕事にしている二人の女性がいたのです。
そして講師の方が、
「どうして文章を書くことを仕事にしてるんですか?」
と聞かれると、二人とも
「好きだからです」
と答えました。
続いて講師の方が、
「あなたにとって文章とは?」
最初、僕は質問の意味が分からなかったのですが(汗)
ひとりの方は「文章とは書くもの」
もう一人の方は「文章とは読んでもらうもの」
そう答えました。
その時、ピンときたんです!
なるほど。これが、好きを仕事にして稼げる人と、稼ぎきれない人の差なのかもと。
「自分が好きなんだから、書くことが好きなんだから書いている」
と
「自分が好きだからこそ、伝えたい。人に伝わってこそ文章だ」
趣味で書くのなら好きだけでOKです。
その文章を好きだと言ってくれる方だけを対象にしていればいい。
でも、仕事とする以上は相手がいます。
相手に喜んでもらって、相手に楽しんでもらって、相手に伝わってこその文章。
この意識があるかどうかが、大きな分かれ道なんだと。
これね、バンドをやってる友人を思い出して同じだなって。
「おれは音楽だ大好きなんだ!」
「おれの音楽を分かってくれる人だけでいいんだ!」
この純粋な気持ちは素晴らしいと思う。でも、最初はライブに人が集まっても、だんだんと少なくなってくるんですよね。
反対に、
「聞いてくれる人に、この想いを届けるには」
「聞いてくれる人に楽しんでもらうには」
こんなことを考えているバンドは、徐々に人を集め食べれるようになってくる。
好きの先に「相手」が意識できてるのか。
こう考えてみると、これってホントに重要ですね。
もちろん、これを無意識にこなしている方もいます。
でも、多くの人は意識を持たないと違った方向に行くコトが多い。
好きを仕事にする時の大きなポイントは、
「相手をしっかり意識できるかどうか」
ここにありそうですね。
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