「ビジネスモデル」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
ちょっと小難しそうなビジネス用語と思われる人もいるだろうし、ビジネスモデルが一番大切でしょ!という方もいらっしゃるかと思います。
ちなみに、ウィキペディアで調べてみると、
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利益を生み出す製品やサービスに関する事業戦略と収益構造を示す用語※ウィキペディアより
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とあります。
このコトバだけ見ると、なんかビジネスモデルって難しそう(汗)
でもね、原型をみるとすごく簡単で分かりやすい。
ビジネスモデルの原型はこうです。
・何を(モノやサービス)→
・誰に(ターゲット)→
・いくらで売るのか→
ということ。
一度考えてみてください。
いまの、あなたのビジネスモデルを言葉にしてみて欲しいのです。
●例えば、食品メーカーだったとすると
・何を・・・自社開発のオリジナル食品を
・誰に・・・小売店に
・いくらで・・・定価の60%で卸す
一般的には、こういう風になることが多いのです。
でもこれ、客観的に考えてみてくださいね。
このビジネスモデルは、売れるか?売れないか?
・・・・・なかなか難しそうですよね。
その一番の理由は、どこの食品メーカーも同じビジネスモデルだってこと。
確実に価格競争に突入していく。
苦労が目に見えたビジネスモデルです。
でもね、これが現在のビジネスモデルの原型と言われているものなのです。
このビジネスモデルのスタートは「何を」ですから、
モノやサービスが基準になっているんですね。
モノが余ってる時代に、モノ自体を卸すというビジネスモデルですから。同じように見えて、結局は価格競争に陥ってしまう。
実はこのビジネスモデルの原型を、今の時代に合わせて、本気で見直す必要があるなって感じるのです。
だって時代が変わっているんですから。
モノ余りの時代、じゃ~どうやって見直せばいいの?ってことですよね。
コトマーケティング的には、こう考えます!
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・(どんなことに困っている)誰に
(どんなことに関心がある)誰に
・どんな付加価値(情報)を付けて
・何を
・いくらで買ってもらうのか
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↑ ↑
この順番で考えてみてください。
●例えば、食品の中でも珍味のメーカーだとすると、
・売れなくて困っている小売店に
・店頭で売るための情報を付加価値として
・オリジナルの珍味に、売れる情報をプラスして
・定価の60%で卸す
こうなると、先ほどと比べてどうでしょうか?
食品メーカーのお客さんである、スーパーのバイヤーさんの立場になって考えてみてくださいね。
確実に、売れる可能性が広がってくるでしょ♪
【誰に】というターゲット(お客様)を絞り込み、よく見ることで、そのお客様の困っているコトや知りたいコトが見えてくるのです。
そうすると、それを付加価値として商品にプラスしていけばいいのです。
僕が大学を卒業して呉服問屋に勤めたのが20年以上も前の話。
モノをどんどん作れば、どんどん売れる時代には、モノを届けることでお客様の役に立ったんです。
でも時代は確実に変わった。
モノが売れない時代に入って、モノだけを届けていてもお客様の役に立てない。だから、付加価値として役立つ情報を届けることが必要。
・お客様の興味のある情報
・お客様の「不」(不安・不満・不便)を解消できる情報
・プロとして編集されたお役立ち情報など
こういった「情報=コンテンツ」が付加価値になる時代です。
お客さんに目を向けながら、もう一度、ビジネスモデルを見直すことが必要な時。
ただただ、ガムシャラにやっても成果は出ません。
もちろん動かないと成果は出ない。
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・(どんなことに困っている)誰に
(どんなことに関心がある)誰に
・どんな付加価値(情報)を付けて
・何を
・いくらで買ってもらうのか
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一度、考えてみてくださいね!
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