父の日のプレゼントを渡しに行ったら、僕の新刊を読んでいた父親。
そういえば・・・・・ちょっと昔のことを思い出しました。
僕が13年前、独立したころから数年間、おそらく心配だったんだと思う。
「あいつは何してんだ?」
「出張ばっかりって、そんな仕事があるのか?」
「スーツも着ないで大丈夫か?」
そんなことばかりをずっと思ってたと言うことを後から聞いた。
思いつつも、外には出さない。父親らしいなと思いながら。
父は、友禅の型紙彫りの職人から、一念発起して喫茶店経営をはじめて35年。
常に同じ時間に、同じ場所で仕事をしていたから、コンサルタントなんて形の見えない仕事は分からないのも当然。
そんな父親が、少し安心してくれるようになったのが1冊目の本が出た時でした。
「うちの息子が、本を出したんですわ」
喫茶店でお客さんに、そう言ってくれている父親の笑顔が今も忘れられません(^^
その姿を見ながら、「そうか~本っていうのは、本当に大きな力があるんだな」そう実感したものです。
それから時は過ぎ、今回4冊目の本を出すことができました。
まさか自分の息子が4冊も本を出すとは思っていなかったと思うけど、
もう4冊目になると、平然と読んでる父親の姿を見て、1冊目の本を出した時より、少しは安心してくれているのかなって。
「おい、忙しいのは結構なことやけど、体だけは気をつけてな」
父の日に、父親にかけてもらったコトバです。
いつまでも、自分のことより子供のコトを考えてくれる両親は本当に有難い。
「できるだけ気を付けます」そんな答えをしながら、ニヤッとしてしまいました。
今回の4冊目の本を読み返してみると、
僕自身の「商売の原体験」をして、本当に父親の影響が大きいんですよね。
・お店をやったこともない
・お客様も誰もいない
・経営や集客についても全くの素人
・料理も作ったことがない
・会計や税務も知らない
それでも、35年間お店を流行らせ続けた父親。
その姿を見ながら育った僕は、自然と商売ってどうしたら良いのか?を肌で感じ取ってきたように思います。
それを、まずは自分で実践し、周りの人から聞かれるようになって、目の前の人のコトを必死で考えてきた中で気付いてきたことは本当にたくさんあります。
父親、母親、祖父母、叔父叔母、会社勤めをしていた時に教わった方、そして師匠、一番はクライアントの皆さん、そして塾生のみんな。
みなさんのお蔭でかけた本
多くの方から気付かせてもらったことを、また多くの人にお返しをしていく。
本は、そんな「思い」と「ノウハウ」のキャッチボールになっているんじゃないかと。
そんなことを思った日でした。
今まで関わりのあった方々へ、本当にありがとうございます!!!!!
そして、新しく出会うあなたへ
どうぞ、宜しくお願いします(^^
←NEXT 言ってることと、やってることを合わせる
新刊出版を機に、ひとりでも多くの方にお会いしたい PREV→