先週くらいだったと思うのですが、事務所にポスティングされていたチラシがコレ。
みたままですが、宅配寿司のチラシです(笑)
見事なモノ売り、思いっきり価格訴求です^^;
でも、まだまだこれが販促チラシの常識なのかもしれません。
で、誠に恐縮で勝手ながら、勝手にコンサルをしてみたいなと思ったわけです。
ポイントは、「キャッチコピーと口実」です。
まずは、キャッチコピーですが、このチラシでいうと
『オープン企画 延長決定!』
サブコピーは、
~注文が殺到しすぎて、やめられなくなりました~
ですが、、、、
ここで質問があります。
あなたは、オープン企画に興味がありますか?
延長されたことに関心がありますか?
僕はありません。
つまり、
・オープン
・キャンペーン
などは、売り手側としては大切なことですが、お客様にとっては興味のないこと。
だからキャッチとしては向いていないのです。
だったら、どうするの?
あくまで、注文が殺到しすぎて期間延長するという話しは本当だとして考えてみますね。
オープン企画には興味がないけど、例えば、お店に行列ができていたら興味が湧きますよね?
だったら、
『オープン1週間で3850件のご注文でクレーム殺到!?』『あまりにも配達が遅れて、申し訳ございませんでした。。』
というようなキャッチだったら、興味持ちませんか?
サブコピーの「注文が殺到しすぎて・・・」を具体的にした形です。
そして、キャッチコピーのバックの写真は注文の電話を必死にとっているスタッフの写真、その下に、店長の謝っている顔があって、こう書かれている。
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先週オープンさせてもらいました、千両箱福島店 店長の○○です。
本当に申し訳ございません。
オープンだから、みなさんに最高の寿司を召し上がっていただきたい!そんな思いで準備をしていたのですが、私の見込みが甘く、オープン当初から余りの注文の大阪に宅配時間が大幅に遅れてしまいました。
寿司が美味いのは当然で、その上で会社などで食べてもらう時に、ちゃんと時間通りにお届けして、笑顔の対応で昼食を楽しんでもらおう!
そう思ってオープンしたにもかかわらず、、、
「時間が遅い!」
「気持ちの良い対応するんじゃなかったの?」
そんなお声をたくさんいただきました。
大きく反省したのはもちろんですが、どうすれば喜んでもらえるのか?しっかり時間通りにお届けするには?を必死で考えました。
そこで、できましたらもう一度チャンスをいただきたく、オープン企画で圧倒的な人気で3850件の注文を頂きました「若草」を期間延長で特別価格でお届けします!!
昼食時の職場に笑顔の花が咲く!そんなお手伝いができればと思っています!
+++++++++++++++++++++
というような「口実」が続くとどうでしょうか?
「口実」とは、お客様にむかっての理由です。
今回の場合でいうと、オープン企画を延長する理由ですね。
実は、この「口実」があるのと、ないのとでは反応が全く変わります。
安売りでも、口実のない安売りは、ただの安売りです。
口実のある安売りは、何かを伝えたくて、想いを込めた行動の結果としての安売りになります。
伝わっているでしょうか?
ま、そもそも安売りなんてしなくていいんですけどね(笑)
あくまで、勝手にコンサルですから(^^
【キャッチコピーと口実】
これをしっかりすると、確実に反応が変わってきます。
・お客様の興味のあることは?→キャッチコピー
・お客様に向かっての理由→口実
ちゃんとシナリオを考えてみて、
ぜひ、一度やってみてくださいね。
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