「良いチラシの反応率って何%ですか?」
そう聞かれたら、あなたはどう答えますか?
ちなみに、検索で「チラシ反応率」と検索し、
各ページを拾い読みしてみると、こんな文章が目に付きます。
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業態や内容にもよるが、0.01%〜0.03%ぐらいのレスポンス率、
良くても、0.1%〜0.2%というような数字を指標としてよく聞く
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リフォームチラシで言えば、5000枚~7000枚で1件の問い合わせ住宅の場合は、1万枚~1万5千枚に1組が現場見学会に来てもらえると言われています。
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小売店では、100枚に一人を基準に考えてください
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そうなんですね、業種業態によるし、地域差も出てきます。
単純に100円の卵を売るのと、2000万の家を売るのでは違うのは当たり前。
上の文章は、僕の経験値からすると少し違うな~ということもありますが、実は、そこが問題じゃないのです。
この反応率を見て、チラシ作りの本質が見えませんか?
リフォームのチラシ:0.02%
住宅のチラシ:0.01%
食品スーパー:1%
地域により、多少の反応率の差はあったとしても、
一番反応率が高いとされている小売店でも1%だということ。
そして住宅メーカーのチラシなんかは0.01%なんです。
「それが、どうしたんだよ!」
という声も聞こえてきそうですが(汗)
カンタンに言うと、
0.01%の人にシッカリ反応してもらうために作ればいいってことです!!
反対から言うと、
とにかく一人でも多くの人に反応してもらいたくて、
ガムシャラに不特定多数の人に向かって作っていないか?ということです。
・一番喜んでもらえるのは誰か?
・一番喜ばせたい人はだれか?
反応率を上げるためのチラシ作りのスタートは、
「誰に」を明確にすることからなんですね。
この届けたい人が明確になると、
・その人が興味を持っているコト
・その人が抱えている不満・不便・不安
こういったコトが見えてくる。
そうすれば、
●興味を持っている人に⇒興味のある情報を届ける
●「不(不満・不安・不便など)」のある人に⇒「不」を解消する情報を届ける
知りたい人に、知りたい情報が伝わっていく=伝わりやすくなる
ということです。
ここで、もう一度整理しましょうね(^^
仮に住宅メーカーの完成邸見学会のチラシを作るとします。
●誰に届けたいのか?
⇒生れたての赤ちゃんが夜泣きをして困っているママ
●どんなコトに興味が?どんな「不」が?
⇒ニコニコ笑って一緒に遊びたい
⇒ぐっすり眠って欲しい
⇒何かできることはないんだろうか?
●どんな情報を届けたらいいか
⇒自分たちができたコト、自分たちのできるコト
⇒商品やサービスが、いかに役に立つのか
これが、「モノチラシ」ではなく、「コトチラシ」の基本です。モノを基準として考えると、こういう発想になります。
・とにかく商品の価値を届けて、なんとか来場してもらいたい。
これが人を基準にすると、こんな発想です。
・どんな人に、どんなコトで役立つのかを伝え、必要な人に来てもらいたい。
人を基準にするために、ターゲットを絞り込みましょう!
そういうと、多くの人は「絞り込むのはコワイ」と言われます。
でもね、そこで思い出してほしいのです。
所詮、反応率なんて0.01%だということ。
10000人のうちの一人に届けば上出来なんです。
これは経験上ですが、反応率を10%にしたくてチラシのシナリオを考えると
反応率は0.01%以下になることが多い。
反対に、0.01%の人にシッカリと届けようとすると、
0.02%や0.03%の人に届いていくことが多いのです。
そう言った意味でも、人を基準にしたチラシ作り。
「誰に」から始めるチラシ作り
やってみてくださいね!
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