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認識シリーズ②-5:消費行動は、こう変わった(時代変化編)

2026/07/10更新:

 

5:情報は川上からではなく、川下から生まれる時代になった

これまで5回にわたり、検索の変質やSNSの影響、口コミの重要性についてお話ししてきました。これらを一言で凝縮するなら、「情報の流れが完全に逆転した」ということです。

かつて情報は、企業という「川上」から、お客様という「川下」へと流れるものでした。
しかし今は、価値ある情報はすべて「川下」から生まれています。

 

●「メーカー発」より「ユーザー発」

ひと昔前、新しい商品やサービスの情報を手に入れる手段は、企業が発行するプレスリリースやパンフレット、あるいはテレビCMなどの「公式発表」でした。企業が情報をコントロールし、自分たちが望むイメージを川下へと流し込むことができたのです。

しかし、今はどうでしょうか。
新商品の使い勝手、サービスの本当の質、企業の誠実さ。
それらを判断するための材料は、企業が発信する「川上の情報」ではなく、実際にそれを利用した人たちが発信する「川下のリアルな声」です。

お客様は、企業が用意した綺麗な言葉よりも、現場で起きている「生身の事実」を真っ先に探しに行きます。

 

 

●会社がブランドを決めるのではない

ブランドとは、企業が会議室で作るものではなくなりました。

「その会社と関わったお客様が、何を感じ、何を語ったか」の集積こそが、今の時代のブランドです。

川上でいくら「わが社は革新的だ」と叫んでも、川下で「古い体質で使いにくい」と語られれば、それが真実になります。

川上で「お客様第一」と掲げても、川下で「トラブルの対応が最悪だった」と一言書かれれば、ブランドは崩壊します。

情報の価値基準が、「発信元の権威」から「体験のリアル」へとシフトしたのです。企業にとって、これほど怖く、かつチャンスな時代はありません。

 

 

●企業の役割は「演出」から「共創」へ

この「川下主導」の時代において、企業がすべきことは、情報を一方的に流すことではありません。
川下(現場やお客様の間)で、「良い情報が生まれるためのきっかけ」を作ることです。

お客様が思わず誰かに教えたくなるような体験、ついSNSにアップしたくなるような感動、そして「この会社のファンだ」と言いたくなるような関わり。
そうした「コト(体験)」を丁寧に積み上げることで、川下からポジティブな情報の波が生まれます。

企業はもはや情報の「源泉」ではなく、良い情報が湧き出るための「土壌」になる必要があるのです。

 

◆シリーズ②のまとめ

消費行動は劇的に変わりました。

「検索」でスペックを比べる時代から、「信頼」や「推薦」という、より人間味のある軸で選ぶ時代へ。

この変化を味方につけるためには、最新のテクノロジーやツールをどう使いこなせばいいのか?

次回からはシリーズ③「Googleマップ・口コミ・AIの時代(現代対応編)」へと進みます。

「川下から生まれる情報」の象徴である口コミや、それらを学習して答えを出すAIに、企業はどう向き合えばいいのか。その具体的な対応策をお伝えしていきます。

 

【今日の問いかけ】

あなたの会社の「本当の姿」は、公式サイトの中にありますか?

それとも、お客様や現場という「川下」にありますか?

 

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