ブログトップ記事一覧

認識シリーズ②-3:消費行動は、こう変わった(時代変化編)

2026/06/26更新:

 

3:Google検索の前に、SNSで決まっていること

前回、「業種+地域」という検索キーワードの力が弱まっているとお伝えしました。
では、お客様はどこで「候補」を見つけ、どこで「ここがいい」と決めているのでしょうか?

その答えの多くは、Google検索の「手前」にあります。

今、多くの商売において、お客様が検索窓にキーワードを打ち込むよりずっと前に、SNS上で勝負が決まってしまっているのです。

 

●「必要になってから探す」は、もう遅い

これまでの商売は「困った(ニーズが発生した)」→「検索する」という流れでした。
しかしSNSが日常になった今、お客様は「困る前」から無意識に情報を浴び続けています。

なんとなくタイムラインを流し見しているときに、ある会社の「仕事へのこだわり」に目がとまる。

自分と同じ悩みを持つ人が、ある企業のサービスを使って喜んでいる投稿を見かける。

この段階では、お客様はまだ「買おう」とは思っていません。

しかし、いざ「あ、そろそろ家を直さなきゃ」「新しいシステムを導入しなきゃ」というニーズが顕在化した瞬間、頭の中にパッと浮かぶのは、検索結果の1位の会社ではなく、「SNSでいつも見ていた、あの会社」なのです。

 

●SNSは「宣伝」ではなく「温度」を伝える場所

なぜSNSで心が決まるのか。
それは、ホームページのように「整えられた表の顔」ではなく、その会社の日常の空気感や、社員の皆さんが何を大切に仕事をしているかという「温度」が伝わってくるからです。

お客様は、スペックを比較する前に、SNSを通じてその会社の「あり方」を予習しています。
「この会社は、トラブルがあった時も誠実に対応してくれそうだな」
「こういう考え方で製品を作っている会社なら、信頼できるな」

こうした「言語化しにくい信頼感」が、検索ボタンを押す前の段階で、すでに心の中に積み上がっている。これが現代の「選ばれる理由」の正体です。

 

 

●「指名検索」という最強の勝ちパターン

SNSで「あそこがいいな」と心が決まっているお客様は、Googleでどう検索するか?
「業種+地域」なんて打ち込みません。
「(あなたの会社名)」という固有名詞で、直接検索します。

これを「指名検索」と呼びます。
指名検索をしてくれるお客様は、すでに他社と比較するつもりはありません。
「確認」と「問い合わせ」のために、あなたのサイトを訪れるのです。

SEO(検索エンジン最適化)に必死になって、どこの誰だか分からない人を集めるよりも、SNSを通じて「あなたがいい」と言ってくれる人を育てる方が、商売としては圧倒的に強く、そして健康的です。

 

●「見られる」ための投稿から、「残る」ための発信へ

SNSを「バズらせる」必要はありません。
大切なのは、たまたま投稿を目にした人の記憶に、「この課題なら、この会社」という種を植えておくことです。

検索の土俵に上がる前に、お客様の心の中の「一番手」になっておく。
そのためには、きれいな広告写真よりも、会社の中で日々起きている「コト」や「想い」を、等身大の言葉で積み重ねていくことが大切です。

しかし、SNSにはもう一つ、大きな力があります。
それは、企業の公式な発信よりも、もっと強力な「あるもの」です。

次回は、お客様が何を一番信じているのかという核心、「お客様は、企業の言葉より“他人のひと言”を信じている」というお話をします。

 

【今日の問いかけ】

あなたの会社のSNSは、「今日だけの宣伝」ですか?

それとも、未来のお客様の心に「信頼の種」をまく活動になっていますか?

現在、募集中のセミナー・塾

***************************

●発売中!2021年8月
お客様が集まる!「ぼくだけの売り方」
https://www.amazon.co.jp/dp/4799109855/

●発売中!2020年1月
「ぼくらはお金で何を買っているのか。」
https://www.amazon.co.jp/dp/490803351X/

●コトマーケティング協会アドバイザー講座
https://koto-marketing.net/
***************************

Copyright (C) . All Rights Reserved.