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認識シリーズ①-2:なぜ、頑張っても伝わらないのか(問題提起編)

2026/05/15更新:

 

2:「知ってもらう競争」は終わった。これからは“信じてもらう競争”になる

前回、今の時代は「情報の洪水」によって、せっかくの発信が届きにくくなっているとお伝えしました。

そう聞くと、多くの人は「じゃあ、もっと目立たなきゃいけないんだな」「もっと広告を打って、名前を売らなきゃ」と考えます。いわゆる「認知拡大」に走るわけです。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

今の時代、単に「名前を知っている」というだけでは、お客様は動いてくれないのです。

なぜなら、「知っている」と「選ぶ(買う)」の間に、かつてないほど巨大な溝が生まれているからです。

 

●「有名」が「売れる」を約束しない時代

かつては、テレビCMを流したり、大きな看板を出したりして、とにかく「名前を知ってもらうこと(知ってもらう競争)」に勝てば、商売は安泰でした。
選択肢が少なかった時代は、「知っている=安心」だったからです。

しかし今はどうでしょうか?
スマホを開けば、似たような商品、似たようなサービスが無限に出てきます。
どれもこれも「うちが一番です」「安いですよ」と言っている。

そんな状況で、お客様が一番恐れているのは「失敗すること」です。
「広告でよく見るけど、本当に大丈夫かな?」「有名だけど、自分に合うかな?」

情報の量が増えすぎた結果、お客様の心理は「便利なもの探し」から「信じられるもの探し」へと激変しました。

 

●認知の価値が暴落している

極論を言えば、SNSでバズって10万人に知られたとしても、そこに「信頼」がなければ、翌日には忘れられます。

知ってもらう競争: 「いかに振り向かせるか」「いかに目立つか」

信じてもらう競争: 「いかに嘘がないか」「いかに味方だと思ってもらえるか」

これからの商売で勝負を分けるのは、広告費の額やフォロワーの数ではありません。
「あなた(の会社)の言うことなら、信じられる」と言ってくれる人の数です。

 

●「信じてもらう」ために必要なこと

では、どうすれば信じてもらえるのか?
それは「凄そうな実績」を見せつけることでも、「完璧な理論」を語ることでもありません。

大切なのは、「一貫性」と「顔が見えること」です。

毎日発信している内容と、実際の店舗やサービスの質にズレはないか。
きれいごとばかりではなく、自分たちの想いや、時には失敗さえも正直に伝えているか。

「信じてもらう」というのは、一朝一夕にはできません。
日々の小さな発信の積み重ねが、お客様の心の中に少しずつ「信頼の貯金」を作っていくのです。

 

●競争の土俵を変える

もしあなたが今、「もっと有名にならなきゃ」「もっと広めなきゃ」と焦っているのなら、一度立ち止まってみてください。

今いるフォロワーさん、今目の前にいるお客様、そして過去に出会った方々。
その人たちとの間に、どれだけの「信頼」があるでしょうか?

「知ってもらう競争」は、終わりなき消耗戦です。

でも、「信じてもらう競争」は、あなたの会社のファンを増やす、豊かで温かい活動です。

あなたは、どちらの競争に参加したいですか?

次回は、その「信頼」の土台となる、「認知されるより、“ちゃんと認識される”ことの大切さ」について深掘りします。

 

【今日の問いかけ】

あなたの商品を、「名前だけ知っている人」ではなく、

「心から信頼している人」は、誰の顔が思い浮かびますか?

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