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提案営業なんて、お客様は望んでいない

2014/03/22更新:

「御用聞き営業」から「提案営業」へ

なんて、コトバが言われるようになって かなりたつと思うのですが、
提案営業したほうがいいと思ってるのは売り手だけであって、
本当にお客様は提案営業を望んでいるのだろうか?

「決して、提案営業なんて望んでいない」
僕は、そう思います。

提案営業をされている会社の方に会って、
「どのようにしてるんですか?」と聞いてみると、
「待っているだけではなく、とにかく新しい提案をしていくんです。」といって、
カバンの中から出てきたのは、大きなファイルとiPad。

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みせてもらうと、数十もの提案書が整理されて入っていた。
お客様のところにいって、何でも提案できるようにしているのだという。

あなたが、もし経営者だったとしたら、
そんなにたくさんの提案を受けたいですか?

僕は受けたくないな~(笑)

うちの事務所にも、たまにホームページの提案ということで、
何も知らない会社の営業マンが電話をかけてきたり、訪問したりすることがある。

暇なときだったら、何を話すのか興味があるので聞いてみるときもあるけど・・・・

「御社のホームページは、デザインはいいのですが、、、、、」
「ここの部分を、このようにすれば、、、、、」
「私たちは、年間何百ものホームページをみて、、、、、」

このように、自分たちの提案を話し続ける営業マンをみて、僕が思うことはひとつ。

『余計なお世話だ』

ということ。

だって、こっちの意図も理解してないし、
うちのやりたいことも分かっていない。

そんな人に、どうこう言われたくない!!!というのが本音です。

「うちの会社の何が分かってるの?」
「何を知った上で、そんなことを言ってるの?」
「なにも分かってないのに、勝手にいってんじゃね~よ!!!」

という感じでしょうか(笑)

ということを考えてみると、

・うちの会社を分かってくれている
・うちの会社のことを知っている

もう少し詳しく言うと、

・うちの会社の状況を分かってくれている
・うちの会社の方向性を知ってくれている
・そのうえで、うちの会社の課題に気付いている

そんなことが重要なのです。

実は、提案よりも、聞いてもらって知ってもらうこと。

これが望まれているんですね。

これだけ社会が変化してくると、悩みや課題は、各社様々です。

まずは、その状況を聞かせてもらうこと。
いま現在、本当に悩まれていることや課題という、「御用」を聞くことが必要になる。

だからこそ、「提案営業」よりも「御用聞き営業」が大切。
もちろん、ひと昔前の御用聞きではなく、今の時代の「新・御用聞き営業」が大切なんです。

本質的な「御用」をお聞きし、その解決のお手伝いをする。

これが、新・御用聞き営業なんですね。

 

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