・生れた時から、三世代同居の大家族だった
・団塊ジュニアの世代で、小学校も中学校もたくさんのクラスがあった
・お盆と正月は親戚全員が集まる環境で育った
・学生時代は、サッカーというチームスポーツをしていた
・サラリーマン時代、なぜか個人のことより、会社や業界のことばかりが気になった
こんな環境で生まれ、育ってきましたから、やっぱり「個」よりも「チーム」が大好きなのです。
人って環境に左右される生き物だから、僕はこんな環境で育ってきたから「チーム」が基本です。
が、もしかして全く別の環境で育ってたら・・・
・ひとりっ子、もしくは兄弟とかなり年齢差がある
・核家族で育ち、両親が転勤が多く、引越しが多かった
・剣道部、柔道部など個人競技を昔っからやっていた
・会社員でも、ひとりで別行動が好き、成績も飛び抜けていた
おそらく「個」が基本になっていたと思います。
だから、どちらが正解とか、間違いとかではなく、僕は常に「チーム」のことが基本にある。
そして、この「チーム」ってのも、色々な定義があると思うんですね。
あなたにとって「チーム」とは?と聞かれると、どう答えるでしょうか?
僕の中の「チーム」とは?
【主体性を持った個人が創っていく集団】が理想です。
トップにもたれかかるのではなく、自立して主体性がある。その主体性を持った個人が、ひとつの方向性を目指し集まっているのです。
ここでいう方向性とは、
『誰に、どんなコトができるのか』ということ。
例えば、ひとつ例をお伝えさせてください。
大阪の茨木市に「株式会社マツミ」さんという、外壁塗装や防水工事専門の会社があります。
こちらの会社の方向性は
「親兄弟の建物と思って塗らせてもらいます」
というもの。
お客様へのスタンスを、マツミさんなりのコトバで表現したものです。
もちろん、これは取って付けただけのコトバではなく、以前から社長の実松さんが、こと在る毎に
「親の建物やったら、どうする?」
「親兄弟やったら、どう対応したい?」
「身内やったら、このな時どうする?」
と、スタッフのみんなに投げかけてきたコトバなのです。
外壁塗装といえばマツミ
このコトバをスローガンに、社内外に積極的に発信した。
・ヘルメットにも
・作業用ビブスにも
・養生シートにも
・チラシやホームページにも
・タオルや名刺にも
・採用の文言にも
そして、営業部の営業マンも、工事部のスタッフも、事務のスタッフだって、親兄弟の建物だったら、自分達は何ができるかな?と考え行動したのです。
そうしていくうちに、親兄弟だったら、アレもしてあげたい、コレもしてあげたいという意見が出るようになり、それをまとめ、実行に移していく。
やってみて、上手くいかない時は話し合う。
喜んでもらったこと、ありがとうと言われたことは、しっかり共有する。
こんなことをしている中で、正直合わない人は止めていったけど、その分採用でも、「親兄弟のことを思っている会社で働きたい!」と言って入社してくれる人がたくさん出てきたのです。
だれに頼るでもなく、それぞれが自主性をもって、
「親兄弟の建物と思って」できることを考え実行していく。
そんな主体性を持った個人の集まりが、このチーム「マツミ」さんなのです。
「自主性をもった個人が創っていく集団」というチーム定義を元に、
・関わる全ての人間が「チームは自分のもの」と答える
・「自分は何ができるか」を考え実行する
・実行したことは、しっかりチーム内で共有する
・みんなで経験したものを合わせ、チームの自信にしていく
「マツミ」さんをはじめ、こんなチームがたくさん創られています。
もっともっと、こんな「チーム」が増えるように、
そして、その「チーム」で働く人が笑顔で楽しく働けるように。
経営者の方と一緒に行動していきたいです!!
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