昨日、近江牛の銘店「千成亭」さんに伺っていました。
千成亭さんが目指すのは「彦根に住む方に、千成亭があってよかった」と思ってもらうこと。
その為には何ができるのだろうか?
これを各店が考え、各人が考え行動し、それを共有する。
これを順を追って、継続実践できるように研修をさせてもらっています。
「えっ!?そんなのキレイごとだって?」
うん、ひと昔前(15年くらい前)だったら、そうかもしれません。儲けてなんぼの風潮もありましたから。
でもね、ここ数年は、こうしてお客様への方向性を明確にして、そこに向かって一歩一歩進んでいく企業が一気に増えてきた。
もちろん売上げや利益は大切です。
それがないと、給料だって払えませんから。
でもね、あくまで目指すところはお客様視点で。
これが大切だと考えるのです。
例えば、、、
「彦根で一番の店になる!」
「近江牛と言えば千成亭と言われるようになる!」
「売上げ、利益とも断トツの企業に!」
というのも、別に悪いわけではありません。
そんな目指し方もあるかと思います。
が、、、その為に何ができるのか?を考えると、どうしても売上げや利益の数字や、売るモノやサービスに目がいってしまう。
「売る!」という視点になってしまいます。
でもね、「お客様に千成亭さんがあってよかった」を目指そうと思って、どうしたら、それができる?って考えると、結果的にお客様をよく見て、よく聞いて、よく知って、できるコトを探し実践していく。
お客様に寄り添う形になるのです。
その結果、お客様が喜び、楽しみ、欲しくなる。
そして「売れる」状態になる。
「売る!」から「売れる」へ
その第一歩は、立ち位置(スタンス)の変化からです。
目指すところの主語を、自社からお客様へ
例えば、自社が主語
「うちの会社が売上ナンバー1へ」
「我が社が業界のリーダーになる」
お客様が主語
「お客様にホッコリした気持ちになってもらえるように」
「お客様に明日の元気が届けられるように」
そうすることで、販促や接客の意味合いも変わってきます。
・売上ナンバー1になるための販促か
・お客様にホッコリしてもらうための販促か
・業界のリーダーになるための接客か
・元気を届けるための接客か
ね、ずいぶんと意味合いが変わってくるでしょ。
目指すものによって、行動や発信の意味合いが変わってくる。
「何のために、どんな行動をするのか?」
土台をしっかりとしていきたいですね!!
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