「専門店は苦しい」
どの業界でも、そう言われています。
その理由は、大規模なお店ができて品揃えでは勝てない。
ましてや価格ではもっと勝てないから。
もちろん野球専門店も同じです。
品揃えでいうと、圧倒的に大規模店が有利だし、商品だけならば、いまやネットで安く買えるし、翌日には手元に届く。
・品揃え
・価格
・利便性
こんなところで勝負しても勝てる見込みはありません。
では、できるコトはないのか?
もちろんあります!!!
専門店だからできるコトって確実にあるのです。
そして、それは商いに確実に結びつく。
大規模店と同じ土俵で勝負はしない。
自分達の土俵を創り上げればいい。
そして、それはお客様からも望まれているコト。
それを実証してくれているのが、豊橋にある野球専門店「ヤマモトスポーツ」さん。
『店舗を改装するにあたり、何か「軸」になるものが欲しい』
そんな思いで、コト売り実践塾に入塾されました。
いままでやってきたコトを振り返り、これから「どんなコトをしていきたいのか」「誰に、どんなコトができるのか?」それを同じ塾生の方からさんざん聞かれることで見えてきたコトがあったのです。
「そうか、うちはただ単にグローブを売ってる訳じゃないんだ。少しでも野球が上手くなろうというお客様の気持ちを応援しているんだ」と。
そこでできた独自化コピーが「名手製造所」
でもね、正直これを塾で考えた時は、山本所長は腹に落ちていなかったのです。「何故かはわからないけど、踏ん切りがつかなかった」と言われます。
でも素晴らしいのは、しっかり頭の片隅に置いて考え続けたことです。
そして約1年後、メッセージがきました。
「ようやく腹に落ちました!今から動きます!!!」
●名手製造所ヤマモトスポーツの初代所長山本さんの思い
https://youtu.be/DQREVEsv0AU
そこからの行動は驚くほど早く、成果は「本当に!?」と目を疑うようなことばかり。
例えば、半年から1年で、、、
・粗利が7%以上もアップ
・売上げが20%以上も伸びた
・安売りを止めて、定価販売へ
・地元のお客様はもとより、新幹線で都内からもお客様が来る
・問屋さんやメーカーさんとの関係が変わってきた
などなど。
もうね、驚きです。
1年前は何だったんだろうというような変わり様。
人って、こんなにも短時間で、劇的に変わるんだと実感します^^
独自化コピーを中心に、山本さんはSNSが得意だったので活用していきました。
●独自化コピーを定める
↓
●お客様がシッカリ見えてくる
↓
●ホームページを変更
↓
●SNSを活用し、情報発信をする
↓
●繋がりができたyoutuberから情報を拡散
そして、いま現在は自社だけではなく、業界の活性化にも!
「同業他社の方にも、自分がやったことを伝え、共に繁栄していく」ための行動もされています。
春に同業他社やメーカーや問屋さんに声をかけて行った勉強会には、なんと50名以上の方がお越しいただきました。
「なんで、こんな事をするのですか?」とお聞きすると、「コト売りをして、自分自身が商いが思いっきり楽しくなったのですが、同じ業界のお店はちょっと苦しそう。同じ仲間だから一緒に楽しく商売ができればもっと楽しいだろうなって思って」
そんな風に笑顔で言われていたのが印象的です。
ヤマモトスポーツの山本さんを見ていると、1店舗ができるコトってたくさんあるんだなって気付きます!
専門店には専門店にしかできないコトがある!!!
自信をもって進んでいきましょう!!!
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