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一元化でなく、多元化した世の中で大切なこと

2017/08/03更新:

消費者が個性化、多様化したなんてのはよく言われることですが、だったら考え方ややり方も個性化、多様化しないといけないのに、どうもそうなっていない。

そんなことを感じる今日この頃です。

改めまして、コトマーケティング・コンサルタント 松野恵介です。

さて、ひとつのデータを見てください。
0802-1
これは、毎年インターネット白書が出している「インターネット利用者推移数」です。このデータによると、インターネット利用者推移数は、すでに2013年の年末で1億人を突破しています。

日本の総人口が1億2700万人として、ほぼほぼネットを使っているという証拠となるデータです。ゆえに「ネット社会だ」「ネットが必須だ」なとと言われている訳です。

では、もうひとつ別のデータをご覧ください。
0802-2

これ、面白いデータでしょ(^^

・ネットを毎日利用していない人:5670万人
・検索を利用していない人:6500万人
・ソーシャルメディアを利用していない人:7000万人

これね、ソーシャルメディアだけみると、「これからもっと普及して、ほとんどが使うようになる」という人もいますが、それは見誤っている。

何故かというと、一番上の「ネットを毎日利用していない人」の数です。
「5670万人」これが何を意味するのか?
インターネット利用者は1億人を超えています。
でも、毎日使ってない人は5670万人もいるのです。

つまり、使ってはみたけど、自分の意志で止めた人がいる。
または、使っているけど、自分の意志で毎日使ってない。

ということです。

「便利なものは、最初はつかっていなくてもいずれひろがる」「みんなが使うようになるんだから、いまから対策を考えないといけない」

残念ながら、そんな一元化した世の中じゃないと言うことなのです。

そりゃ、そうですよね。
日本全体が、人口も伸び成長期にあるときは「みんな向こうへススメ!」という感じで、前を向いてみんなで一方方向に向かって進めた。

でも、人口も減りはじめ、確実に成長期に入った段階においては、それぞれが、それぞれの意志で選択をしていく時代なのです。

だから「人」の思いや、「人」の感情がますます重要になってくるし、それが多様化するからこそ、答えもひとつじゃない。

一元化の時代は終わり、多元化の時代なのです。

もちろん、商いも同じです。

多元化の時代の商いは、「これさえやれば大丈夫」「みんな、このツールを使うから」なんてことはない。

だからこそ正解を探すのではなく、

「自分達がどうしていくのか」
「自分達がどうしていきたいのか」が大切になるのです。

コトバを置き換えると、

・誰に、どんなコトができるのか?
・それが、どうしてできるのか?

これを明確にして、発信し、行動し、共感してもらいながら輪をひろげていく。その「思い」を明確にして、届けることが大切になってくる。

多元化した時代には、自分の軸を通すことが大きなポイントになっていく。ここをおさえることで、確実に大きく変化していくから不思議ですね。

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