昨日は、日本一古いおでん屋「たこ梅」さんの社員研修でした。
※たこ梅さんHP
https://takoume.jp/
こんにちは、コトマーケティングコンサルタントの松野恵介です。
たこ梅さんは、関東煮(おでん)の店舗を4店舗運営されているのですが、店舗が駅の地下街などにも入っているため、4店舗が一斉に集まれる日は、年に数回。
この数回のうち、毎年2~3回研修をさせてもらって今年で5年目です。
年に2~3回なので、一気に!という訳にはいきません。
一歩、一歩、スタッフの皆さんに歩幅を合わせつつということになります。
面白いのは、毎年の研修名は同じ「POPで楽しく価値を伝える研修」なのですが、毎年テーマが違う。
・1年目:コトのPOPが書けるようになる
・2年目:しっかりシナリオを考える
・3年目:お客様をキチンと見て、何ができるか考える
というように、スタッフの皆さんの進み具合をみながら、課題を明確にして、その年のテーマを決めていきながら進んでいくんですね。
もちろんですが、知らないことを知っていく訳ですから、1年1年変化はあります。
1年目でコトのPOPが書けるようになります。
でも、まだシナリオがちゃんと描けてないことが多い。
だったら、2年目は・・・・と言った感じですね^^
できるコトを、ひとつひとつ増やしていく。
1+1=2
1+1+1=3
こう言った具合に積み上げていくのですが、ある時この公式に変化が生れるのです。
例えば、
1+1+1+1=10
みたいな!!!
これは、大げさな表現ではなく、ひとつくらいが変わるくらいの変化です!
実は、たこ梅さんはそれが去年でした!!
研修をやってる途中から「今年は違うな」と感じるのです。
この「違い」をカンタンに言うと
・「やらされてる」から「やっていこう」という自主的に動く感じ。
・その為に、しっかりと情報を得ようという能動的な感じ。
・腹におちて自らが行動し始めている感じでもあります。
伝わっているでしょうか?
去年、研修を終えた後に社長に言いました。
「今年は違いましたね」
社長も同じように感じておられるようで、なんだか嬉しくて(^^
こうなると、より楽しみなのは今年です。
去年、劇的に変化したチームは、今年はどうなってるの?
そうして迎えた今年の研修。
同じように数字で例えると、
1+1+1+1+1=20!!!!
研修のスタートから雰囲気が全く違う。
聞く姿勢、質問のポイント、理解の早さ、ワークの質、集中力、どれをとっても去年とも違うのです。
何よりも「雰囲気」が全く違う。
この「雰囲気」って僕はものすごく大切だと考えています。
ひとりの雰囲気ではなく、全体の雰囲気。
全体の雰囲気がすごくイイのです。
抽象的な表現になって申し訳ないのですが^^;
「やるよ!!!」というのがにじみ出てる感じ。
いい変えれば「チームの雰囲気=文化」
というコトバが当てはまるかもしれません。
例えば、お店に入って、POPが増えたとか、メニューが変わったとか、接客が良くなったとかの変化ではなく、
「あぁ、この店、雰囲気がよくなったよな」ってコトありませんか?
それです!それ!!!
ひとつひとつのやってることが相乗的に機能しだして起こる変化とでも言いましょうか。
やってる行動の中に、本当の意味で「気持ちが入っている」状態とでも言いましょうか。
それぞれのお店のスタッフもまとまってるんだけど、たこ梅全体としてもまとまって同じ方向を向いている。
そんな印象です^^
同じことを学び、同じことを考え、できるコトを増やしつつ、経験を共有していく。
そうすることで「チーム力」は高まり、相乗効果が起こる。
それが売るためではなく「お客様にどんなコトができるのか」をベースに考えているので、どんどんお客様に喜ばれ、楽しんでもらい、結果的に売上げが上がる。
今年は9月にもう一度研修をさせてもらうのですが、いまから楽しみで仕方がりません!!!
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