「ねぇ、真理ってどういうこと?」
「真理はひとつ?」
久しぶりに出張から帰ったら高校2年の息子が聞いてきた。
・・・・こいつ、とんでもねぇこと聞くな。。(汗)
どうやら高校の宗教の授業で話題になったらしい。
「あとで答えるから」と少しその場を退散^^;
でも、これがイロイロと調べてみると面白かったのでまとめてみました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「真理」と言われると、それは正しいものと思ってしまう。
「真理」と言われると、それは唯一無二のものと思ってしまう。
そう、思ってしまうんです。
でも、それは本当なの?
その真理は、あなたにとっての真理なの?
大多数の人は、「真理は一つ」と答えているんじゃないでしょうか。
実は、僕もそう思っていました。
でも、最近「真理」を口にする人が増えたなと思い、
いろいろと調べてみると、、、、、
それぞれ言ってることが違うじゃないか!ってことに気付くのです。
そもそも「真理」という言葉は宗教用語です。
「真理が一つである」ということは、世界中のほとんどの宗教において、絶対的に揺るがすことのできない大前提であります。
そもそも真理が一つだったら、宗教は一つでいいじゃないか。
そう思いませんか?
でも、宗教は分かれ、分裂していきますよね。
「それぞれの宗教が、それぞれの真理を語る」
そして、それが唯一無二のものだと言い張る。
人は「真理」に固執することによって、その「真理」とは違った「別の真理」を唱える人と対立し、そして最後は争いになる。
なぜなら、その「真理」の主張者からすれば、
その非「真理」の主張者の説は、
真理ではない(=偽ものである)ことになるからである。
こわいですよね。
真理という言葉からは「平和」「真実」「あるべき姿」などを連想しますが、実は真理を語れば語るほど、争いに近づいていく。
では、かの有名な釈迦は真理を唱えたのか?
実は、釈迦は如何なる見解をも立てず、
一切の見解を排するところに真理を見い出し、
そして最期には、その真理にさえも執着しなかったといいます。
「真理」と語らないことが真理ということ。
真理は直接語るものではなく、行動を通して真理を追求することが大切。
これは、ビジネスにおいても同じこと。
ビジネスにおいても、真理を追求しつつ、今できるコトを積み上げていくこと。
真理=●●といった時点で、それは真理ではないし、
結果的には争いを生む火種になっていく。
見失わないように、気を付けていきたいものですね。
←NEXT 小さな変化から大きな変化へ
時代の半歩先を行く PREV→