
「いいこと書いたはずなのに、なぜか響かない」
POPや販促ツールに関わっていると、こんな風に感じることはありませんか?
「お得情報を書いたのに、立ち止まってもらえない」
「ちゃんと伝えたのに、登録してもらえなかった」
その理由は、けっこうシンプルかもしれません。
それは、“誰の気持ちから始めたか”が違うからです。
「視点」か「起点」か──販促物にも“出発点”がある
以前に紹介したお店のPOPを比較してみましょう。
一つ目のPOPは、こう書いてあります。

どうせならお得にSPINNSでお買い物したくないですか?
SPINNSのアプリを新規会員登録していただくと、
本日のお会計から500円OFFになります!
丁寧で、情報はしっかり書いてある。
でも、どこか一方的に「伝えたいことを説明している」印象を受けます。
二つ目のPOPは、こんな書き出しでした。

この服 欲しいけど、予算オーバーしちゃうなぁ…
たったこの一行で、心が動きます。
なぜならこれこそ、お客様の“心の声”=顧客起点で始まっているからです。
そのあとに、「SPINNSアプリで500円OFFできるよ」という“解決策”が続きます。
●顧客視点:お客様の目線で“考えて”書いたつもり
●顧客起点:お客様の気持ちを“出発点”にして書いた言葉
視点は“上から見た理解”。
起点は“横に立って聴いた共感”。
売れるPOPは、“書き方”より“始まり方”が違う
売れるPOP、伝わる販促にはテクニックがあります。
でもその前に大事なのは、「誰の気持ちを出発点にするか」。
「お客様は、どんなことに迷っている?」
「なにを我慢している? どんな気持ちを飲み込んでる?」
そこから始めたPOPは、共感され、行動につながります。
説明がうまくても、感情に届かなければ動きません。
感情が動けば、人は行動します。
あなたのPOP、あなたの提案──
“誰の気持ち”から始まっていますか?
商品でも、サービスでも、言葉でも、
まずは「誰かのために」から始める。それが、コト売りの基本です。
つながる商いは、
「伝えること」ではなく、「寄り添うこと」から始まります。

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