越後湯沢に出張に行って、思い出したのが、
以前お伺いしてお話を聞かせてもらった”里山十帖”の岩佐社長のこと。
少し思い出しながら書いてみたいと思います。
・アートや芸術
・雑誌の編集
・米や野菜の生産
・宿の設計、デザイン
・宿の経営
共通していることは「つくる」ということ。
美大出身の岩佐社長は、昔っから思いや考えをカタチにすることが好きだったと言われていました。
最初、雑誌の編集長が、なぜ宿を?と思ったのですが、見事に共通項目と一貫性があるんだと気付きました。
岩佐社長の里山十帖に込めた思いを書いた一文がホームページにあります。
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2014年5月、私たちは新しい宿をオープンさせました。
でも旅館を始めたかったわけではありません。
レストランを始めたかったわけでもありません。
始めたかったのは、新たなインタラクティブ・メディアの枠組みをつくること。
見る、嗅ぐ、聞く、感じる、眺める、座る、くつろぐ、食べる、飲む、寝る……。
滞在中になにかひとつでもインスピレーションを感じていただければ、それはこの上ない幸せです。
そして、あなたが感じたことを発信することで、モノ、人、理念が一体となった新たなメディアが完成します。
詳しくはこちらをどうぞ↓↓↓
http://www.satoyama-jujo.com/about/
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「宿はメディア」そう言われて、各所で講演もされる岩佐社長ですが、お会いしてみて分かるのは「ありのまま」だということ。
宿への思い、地域への思いを語りだすと、とても熱い思いを感じるのですが、では無理をして頑張ってるかというと、そうでもない。
じつに自然体なのです。
そして、それは雑誌「自遊人」への思いでもあります。
僕自身、地域の活性化のお手伝いをすることが多いので、いかに地域の人が手を組み、活性化に向けて動き出すのかを学びました。
ポイントは、3つ。
・無理しない
・コミュニティ
・時を待つ
なのではないかと感じます。
1、無理をしない
無理をしないというのは、やり過ぎないという意味でもあります。
○○しなければ!○○しないと!と無理やり動かしても、結局は継続できなければ意味がない。
まず、自分でできるコトは何か?
やらされるのではなく、やりたいことを明確にして、まずは自分からやっていく。
周りを巻き込むのはそれからで、無理はしないこと。
スタートは小さく、そこから少しづつ加わってもらう。
2、新しいコミュニティづくり
自分がやり始めたことに共感してくれる人を見つける。
一緒にやっていく仲間を見つける感じです。
そして、既存の組織を変えようとしない。
「○○のようになったら面白いよね」
そんな思いに共感をしてもらえる仲間を集い、そこでできる方法を見つけ実践する。
ある程度は、足並みを合わせるのも必要です。
ただ、やらない(行動しない)人に合わせるのではなく、やろうと思っている人の中で合わせること。
そうして、オープンなコミュニティをつくり広げていく。
クローズなコミュニティにはしない。
常に情報をオープンにして、門戸を開けておくことも大切。
3、時を待つ
焦らず、時を待つ。
流れに乗るためには、状況を客観的に判断することが大切です。
いまは追い風なのか?向かい風なのか?
それを判断するためには、いつもその土地にいるだけではなく、外の空気や情報もしっかりと吸収する。
そして、自分たちの方向性を確認し、微調整し、できると信じる。
そうすると「あぁ、そろそろ来たな」と実感したら、思い切ってアクセルを踏む。
時を待ち、時を感じることも大切なんだと。
こうしてみると、地域の活性化も、チーム(組織)の活性化も、やっぱり同じなんだなと感じるのです。
新しことをはじめるときには、何かとハードルがあるものです。
人って、やったことないことって不安だらけですからね。
そして、人の気持ちは人のもの。
変えようと思っても、そう簡単に変えられるものではない。
自分のできるコトを考えやっていく。
確実に、方法はある。
そう実感します(^^
・誰に、どんなコトができるのか?
・それが、どうしてできるのか?
この2つを明確に、社内もそうだし、地域も。
新しい思いで、新しい共感をつないで、新しいチャレンジをしていく。
「できる」「やりたい」そう思った人だけがスタートする権利があるのですから!!!
よかったら、僕もその仲間に入れてください(^^
新しいチャレンジ!大好きです!!
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