イメージしてみてください。
あなたの軸足は右足です。
右足がブレずに定位置に立ってると、左足がどこについていようが、どこを向いていようが、あなたの立ち位置はズレません。
でも、この軸足である右足をずらしてしまったら・・・・・
もうどこが立ち位置なのか分からなくなってしまう。
これって、商売も同じだと強く感じるのです。
あなたの「軸足」は?
あなたのお店の「軸足」は?
あなたの会社の「軸足」は?
「軸足」は、どこに置いて、どこを向いていますか?
いい変えれば、あなたの商売は、
「誰に、どんなコトをしたいのか」
「誰を、どのように喜ばせたいのか」
ということが、とっても大切です!
抽象的だと分かりにくいかもしれませんから、
一度、具体的に考えてみましょうね。
町の酒屋さんが2件あります。
その2件の酒屋さんは、公営団地に年配のたくさんのお客様がいて、団地専門の宅配酒屋として両方とも大人気です。
一件の酒屋さんは商売は繁盛しているので、
自分の好きなことをやろうと思って、
ヨガ教室をはじめたところ若い女性を中心に結構人が集まった。やっていて面白かったので、酒屋と両方やることにした。
今度は、野球も好きなので、野球教室もやることにした。
でも、これは上手くいかなかったのでやめた。
次は何をやろうかと探している最中。
もう一件の酒屋さんも、商売が繁盛しているので、
自分の好きなことをやろうと思って、
太極拳を公営団地の人を誘ってやってみた。
公営団地には、年配の人が多かったので喜ばれた。
だったらということで、スマホが得意だったので、
スマホの使い方教室をやってみた。
これも思いのほか大好評だった。
次は何をやろうかと探している最中。
あなたは、どっちの酒屋に行きますか?
あなたは、どっちの酒屋を信頼できますか?
もうひとつ考えてみてください。
大繁盛しているマッサージ店をやっている2店舗がありました。
どちらの店長もゴットハンドと言われるような施術の腕を持っています。だから、みんな店長のことを頼ってる状態です。
ひとつの店舗は、大繁盛しているので、
なにかやってみようと思い、別の事業を始めた。
思いのほか好評だったので、マッサージ店を休むようになった。
もうひとつの店舗は、大繁盛しているので、
この技術を、もっと多くの人に伝えたいと思って、
近くの公民館で親子マッサージ教室をはじめた。
思いのほか好評だったので、他の市の公民館でも誘いがあったので、マッサージ店を休むようになった。
あなたは、どっちのマッサージ店に行きますか?
あなたは、どっちのマッサージ店を信頼できますか?
あなたの「軸足」は?
あなたのお店の「軸足」は?
あなたの会社の「軸足」は?
どこにあって、どこを向いているのか?
僕は、とっても大切だと感じるのです。
後者の酒屋さんは、酒屋さんと言う職業ではあるけど、
本業は「公営団地の人を笑顔で幸せにするお手伝い」なのです。
後者のマッサージ師は、マッサージ師が職業ではあるけど、
本業は「地域の人に子供にノビノビ元気に育ってもらうお手伝い」なのです。
・誰に、どんなコトをしていきたいのか
・それが、もっとどうすればできるようになるのか
これって、商売をしていく上で、
とっても大切なこと。
「軸足」ブラさないように、しっかりと確認していきましょう!
←NEXT 仕事が嫌いになる3つの理由