現在、塾に参加してもらっている「東京ラスク」さん。
東京の新しいお土産として、すごい勢いで売上を伸ばしておられる会社です。
担当者の方が「顧客に送るカタログ」について、相談を受けました。
以前のカタログをみせてもらうと、キレイな仕上がりになっていて、美味しいラスクを作るためのこだわりの素材や製法などが描かれている。
商品の説明も丁寧だし、クリスマスギフトなんかも用意されていて、本当によく出来たカタログなんですね。
そこで、僕は聞きました。
「どうしたいですか?」ってストレートに。
そうしたら担当の女性の方が、
「もっと、お歳暮に使ってもらいたいんです」と。
お歳暮に送ってもらう人はいるんだけど、いまひとつ数が伸びないということ。「どうしたら伸びるんだろう?と色々とやってはいるのですが・・・・」
実は、これって本当によくあることなんですが、お届け物としての売上げが伸びない理由として「誰に、何を贈ったらいいのか分からない」というのがあります。
『決められない、選びきれない』というやつです。
「え~そんなの、自分が食べて美味しかったものを贈るんじゃないの?」
と言う声もありそうですが、そんな簡単なもんじゃないようです(汗)
だったら、どうしたらいいのか?
割と答えはカンタンです(^^
ちゃんと伝えればいいだけです!
具体的には、
・こんな方には
・こんな理由で
・こんな商品を贈ってみてはいかがですか
と言うような感じです。
今回の場合、東京ラスクさんでは既存のカタログとは別に1枚差し込みでつくりました。
「今年一年の感謝を込めて、お歳暮に」
・特別なあの方へ
・皆さんで賑やかに
2つの送り先に向かって、商品をおススメして、裏面にはお客様の声を載せたところ、
なんと、昨対で286%の売上に!!!
お客様は選びたがっているというのは、売り手の幻想なのかもしれませんね。
お客様は、贈り先の笑顔が見たいのであって、贈る商品を探したいとは思っていない。
だからこそ「選びやすくする」だけで、結果的に売り上げが伸びるんです。
簡単なことなんですが、見落としがちなことなんで、
・誰が
・どんな時に
・どんな理由で
・買ってもらうのか
こんなことを頭の中にしっかりとイメージしながら、
選びやすくなるように情報発信してみてください。
きっと反応が変わるはずです(^^
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