マーケティングコンサルタント GAEA<ガイア>松野恵介
「withコロナの商売」の勉強会に参加してもらっている飲食店で、
ある事件が起こりました。
それは、勉強会を通してつくった１枚の手書きカンバンで、
店舗の売上が格段に上がったというもの。
「えーーーたった１枚の看板で？？」
と思われるかもしれませんが、事実なのです。
結果的には、３０店舗あるうちの下位だった店舗が、
上位に食い込んできたというのです。
その看板がコチラ
コロナ禍のキーワードである
「免疫力アップ」
「ストレス解消」
「コミュニケーション」
の３つのうち「免疫力アップ」を活用したカンバンです。
これを入り口近くの目の高さに掛けたところ、２か月後売上げが大きく変わった。
どうして、このカンバンから売り上げアップにつながったのか？
・内容が良かったから？
・免疫力アップのキーワードのせい？
・自社の強みと合っていた？
これらも多少はあるかもしれませんが、大きなポイントはコレ
「店長の意識が変わったから」
それまでは、コロナ禍で落ちてくる売り上げを何とかしないとという思いから、
「売上げ」「金額」に目がいっていた。
でも、コロナ禍で不安を抱えるお客様を見ている中、
家族連れの方も、ご夫婦の方も、免疫力に関心があることを知り、
だったらということで、このカンバンを置いたのです。
ここから「売上げ」から「ヒト」に意識が傾いたのです。
・お客様の困っているコトは？
・お客様の不安に感じているコトは？
・お客様の興味関心ゴトは？
お客様に意識が向くと、自然と声掛けや接客、気遣いや心遣いも変わります。
いままで、お客様に向かって「免疫力アップの看板」なんて考えもしなかったのが、
「お客様は免疫に興味があるだろう」
「だったら、うちのお店のできるコトを書こう」
お客様に、どんなコトができるのか？
ここに意識が向いたとき、いろいろなことが変わり、
もちろん売り上げも変わっていく。
そんなことを実感した事件でした！
←NEXT どうなるかじゃない。どうするかだ。
自分も周りも PREV→
