「個性」を求めるようになると、なんか社会がギクシャクしてくる。
そんな風に思いませんか?
だって、個性って「出そう!出そう!」と思って出すものではなく、自然に備わっているものが個性でしょ。
どうみたって、あなたとあなたの隣の人は違う。
何一つ同じところなんてないじゃないですか。
どちらかというと、同じところを見つけることの方が難しいくらい。
なのに「個性が大切!」「個性を出そう!」
そんなことを言うのは、なぜだ?
ただ、正直言うと、僕も「個性を出さなければ!!」と思っている時期がありました。
いや、けっこう長い間思ってたかな(汗)だから、決して偉そうなことを言うつもりもないし、言えないです。
ただ、その頃も、何か分かりませんが違和感を感じていたのも事実です。
でね、少し前に息子とスペインに行って感じたのです。
「あ、個を主張するのって、欧米の文化なんだ」なって。
そりゃ、そうですよね。
陸続きで、隣の国は別の言葉をしゃべっていて、別の思想がある。
「うちの国はこうだ!」
「おれはこうだ!」
そう言わないと消えてなくなってしまう訳ですから。
でも反面、日本は島国です。
日本だけの世界観がある。
それは、調和と協調の文化です。
日本って、昔っから周りを見ながら自分の立ち位置をつくる。
周りに合わせながら、自分を確認していく。
そんなことってありませんか?
それが「日本らしい」「日本人らしい」やり方なのです。
なのに欧米流に「個性だ!」「個の時代だ!」と言われてもね^^;
そんなことをすればするほど、ギクシャクしてくる。
「らしさ」の原点は、「日本人らしさ」を忘れないところにある。
その上で、どう進化していくか?
これが、大切なんだなと実感するのです。
【個よりも、チーム】
【主張よりも、お役立ち】
今一度、自分の立ち位置をしっかりと見直したいものです。
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